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【シェーバー選びの知識】「充電式、充電交流式」と「リチウムイオン、ニッケル水素」の違い

  2015/03/30 


充電式と充電交流式の違い

いざ電気シェーバー(電気かみそり)を購入しようとカタログや性能表などを眺めると、充電方式に「充電交流式」や「充電式」などの違いがあることに気付くかと思います。

この2つの充電方式の違いを理解せずに買ってしまうとあとから後悔・・・なんてこともあるため、しっかりと理解しておきましょう。

購入前に抑えておくべきポイントはシンプルです。

「充電交流式」、「充電式」、「乾電池式」の違いをチェック

国内で販売されている電気シェーバーには「家庭用品品質表示法」に基づき、「交流式」、「充電式」、「乾電池式」が表示されています。

既にお手持ちのシェーバーがあれば、本体の裏面や取扱説明書などをチェックしてみましょう。

※「交流式」は最近では見かけることが少なくなり、充電式と交流式の2つの特性を持った「充電交流式」が主流となっています。

それぞれの電源方式をわかりやすくまとめると以下のようになります。

充電交流式

充電交流式とは、コンセントにケーブルを挿しながら使う「交流式」と、蓄電池によりコードレスで駆動する「充電式」を複合した方式。充電しながらでもコードレスでも使用できるタイプです。

例えば、「朝の忙しい時間なのにバッテリーが切れていた!」なんて事態が起きても充電しながらシェービングすることができます。また、直接電源を取るためパワーも一定に保つことができます。

充電式

充電式は蓄電池で駆動するコードレスタイプ。使用には充電が必要ですが、充電交流式と異なり充電中は使用することはできません。 また、パワーも充電残量に依存するため、充電が少なくなるとモーターの回転速度が落ちてきます。

ただし、最近ではリチウムイオン電池の搭載により「充電が完全に無くなるまでパワーを一定に保ち続ける」タイプが多く見られるようになりました。

乾電池式

その名の通り乾電池を使うタイプです。旅行・出張などに携帯しやすいコンパクトサイズのシェーバーには乾電池タイプが多く見られます。


こうしてみると充電交流式のほうがメリットが多いように思えますが、近年多くのメーカーからウェット剃り(お風呂剃り)対応のシェーバーが発売され、その殆どが充電式タイプになっています。

理由としては、お風呂場など水気の多い場所での使用を想定しているため、感電防止の観点から給電中の使用を出来ないようにしていると考えられます。

【関連記事】電気シェーバーでジェルや泡を使うメリットを知っていますか?

 

自分にあったモデルはどの充電方式?

お風呂で使える充電式シェーバー

たとえば、お風呂でシャワーを浴びるついでにシェービングしたい方は必然的に充電式のモデルになります。ウェット剃り(お風呂剃り)はドライ剃りに比べ肌へのダメージ量も減らせるため、ヒゲが濃く肌が弱い方などは選択肢に入れてみましょう。

※ただし、電気シェーバーでジェルや泡を使用するには「お風呂剃り(ウェット剃り)対応の機種」を購入する必要があります。充電式のシェーバーが防水加工されているとは限らないため、購入時には対応機種かどうか必ず確認しましょう。

充電しながら使える充電交流式シェーバー

一方で、「お風呂で使う機会はない」「充電しながら使いたい」という方は充電交流が良いでしょう。ドライ剃りにしか使わないのであれば、バッテリー残量に気を使う必要がない充電交流式のほうが便利です。

※充電交流式で「お風呂剃り(ウェット剃り)対応の機種」も存在します。ただし、交流式で使用する場合は、お風呂場への持込み・泡ぞりや水洗いは禁止です。(感電・ショートの原因)

 

 

バッテリーの違い(リチウムイオンとニッケル水素)をチェック

電気シェーバーに内蔵される蓄電池

ここからは、内蔵バッテリーや製造国の違いについてお話します。

充電方式について学んだ後に、もし余裕があれば製造国や内蔵バッテリーにも目も向けてみてください。これらは説明書や箱、シェーバーの背面などに記載されています。手持ちのシェーバーがあれば背面をチェックしてみましょう。

※今回はBRAUNから販売されている往復式シェーバー「BRAUN シリーズ5」と「BRAUN シリーズ3」を例に説明しています。

製造国や内蔵電池の違い(例:BRAUN シリーズ5とシリーズ3)

左がseries5、右がseries3

左がseries5、右がseries3

少し分かりづらいかもしれませんが、網掛けに色を付けてある部分が「製造国」と「内蔵電池」の違いです。これらの違いを見ていきましょう。

製造国
BRAUN シリーズ5:Made in Germany
BRAUN シリーズ3:Made in China

内蔵電池
BRAUN シリーズ5:Li-Ion
BRAUN シリーズ3:Ni-MH

 

バッテリーの違い(リチウムイオンとニッケル水素)

 リチウムイオン電池
(シリーズ5)
ニッケル水素電池
(シリーズ3)
重量軽い重い
メモリー効果ほとんどないある
自己放電ほとんどないある
コスト高い安い


シリーズ5がリチウムイオン電池(Li-Ion)なのに対し、シリーズ3はニッケル水素電池(Ni-MH)を内蔵しています。

一般的にニッケル水素電池の欠点として「自己放電によるバッテリー容量低下や、継ぎ足し充電により本来の充電容量が低下してしまう「メモリー効果」があげられます。

リチウムイオン電池はニッケル水素電池の欠点である自己放電やメモリー効果はほぼ無視できるレベルであり、いつでも継ぎ足し充電を行うことができます。その分コストが高く、安価な電気シェーバーには搭載されません。

自己放電とは?

バッテリーは使用しなくても、時間の経過と共に徐々に充電された電気を放電します。ニッカド電池>ニッケル水素電池>リチウムイオン電池の順に自己放電率は高くなります。

メモリー効果とは?

シェーバーのバッテリー容量がある程度残っている状態で放電を止め継ぎ足し充電を行うと、継ぎ足し始めた付近の容量を記憶(メモリー)するようになります。その後、シェーバーを使用し容量付近までくると電圧が低く推移し、パワー不足に陥ることがあります。この現象がメモリー効果と呼ばれています。

メモリー効果からの回復方法は?(ニッケル水素電池)
容量の減少は見かけの現象で、実はトータルではそこまで容量は減っていない場合があります。リフレッシュと呼ばれる深い放電を行うことで通常は解消されると言われています。 電気シェーバーの場合は一度完全に放電し切ってから再びフル充電することでリフレッシュ効果が期待できます。ですが、高温状態に保管されていたり充電回数の寿命が近くなっていればバッテリー自体の容量が劣化しているため、完全に元には戻りません。 充電池を長持ちさせるには、高温になる場所に放置しないことです。車のダッシュボードなど高温になる場所では電池の劣化が進むため注意してください。

製造国の違い

シェーバーの製造国の違い

シリーズ5はどのモデルもすべてドイツで製造されています。一方のシリーズ3はすべてのモデルが中国製であり、製造コストが抑えられています。

写真ではなかなか伝わらないかもしれませんが、ボタンの押しやすさや、外装パーツや保護キャップの精度など細かな部分からドイツ製プロダクトの優秀さが見受けられます。(シリーズ3はベコッとしたゴムボタン、樹脂パーツのバリなど製品外装も少々安っぽい印象があります)

ただし、BRAUNの基本性能を抑えたシェーバーが低コストで入手できるメリットは非常に大きいです。シリーズ3においても搭載刃はドイツ製であり、低価格帯のエントリーモデルとしては非常に優秀なプロダクトと言えます

 

*2018/09/15の情報です。製造国等の仕様は変更されることがあります。あらかじめご了承下さい。

 

【最後に】「充電方式」と「バッテリー」の違いを見極めて自分に最適なモデルを選びましょう

実際に電気シェーバーを選ぶ際、このように「充電方式」や「内蔵電池」の違いを知っておくと他の商品との比較がしやすくなったり、自分に最適なシェーバーを選ぶ際の助けになるかと思います。

特に、「お風呂剃りしたい!」「充電しながら使いたい!」などの希望がある際は、充電方式・防水性能を必ず確認するようにしましょう。

「製造国」の違いに関してはそこまで神経質になる必要はないかもしれませんが、同価格帯であればドイツ製、日本製などを積極的に選びたいところ。

BRAUN シリーズ5BRAUN シリーズ3
充電式/Li-Ion/ドイツ製充電交流式/Ni-MH/中国製


バッテリーに関してはリチウムイオン電池内蔵モデルを選ぶメリットが大きいです。

どのメーカーも、中~上位モデルにはリチウムイオン電池が採用されていますが、低価格帯モデルにはニッケル水素電池内蔵モデルも多く混在するため、気になる方は購入する前にチェックすることをおすすめします。

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