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パナソニック ボディトリマー ER-GK60-Wの分解・バッテリー交換方法

 

PanasonicボディトリマーER-GK60-Wの分解・バッテリー交換

2017年に購入したPanasonicのボディトリマー「ER-GK60-W」のバッテリー交換を行ってみました。

購入からそろそろ4年半となり、刃の交換は昨年実施したものの「使用中にパワーが落ちる」「電池の消耗が早い」といった症状が目立ってきました。

搭載されているバッテリーはニッケル水素電池のため、自己放電によるバッテリー容量低下や、継ぎ足し充電による充電容量の低下(メモリー効果)が原因として考えられます。

自己放電とは?

バッテリーは使用しなくても、時間の経過と共に徐々に充電された電気を放電します。ニッカド電池>ニッケル水素電池>リチウムイオン電池の順に自己放電率は高くなります。

メモリー効果とは?

シェーバーのバッテリー容量がある程度残っている状態で放電を止め継ぎ足し充電を行うと、継ぎ足し始めた付近の容量を記憶(メモリー)するようになります。その後、シェーバーを使用し容量付近までくると電圧が低く推移し、パワー不足に陥ることがあります。この現象がメモリー効果と呼ばれています。

メモリー効果からの回復方法は?
容量の減少は見かけの現象で、実はトータルではそこまで容量は減っていない場合があります。リフレッシュと呼ばれる深い放電を行うことで通常は解消されると言われています。 電気シェーバーの場合は一度完全に放電し切ってから再びフル充電することでリフレッシュ効果が期待できます。ですが、高温状態に保管されていたり充電回数の寿命が近くなっていればバッテリー自体の容量が劣化しているため、完全に元には戻りません。 

参考:【シェーバー選びの知識】「充電式、充電交流式」と「リチウムイオン、ニッケル水素」の違い

リフレッシュを行っても症状は大きく改善しなかったためバッテリーの劣化と判断し、交換することにしました。

難易度としてはラムダッシュ3枚刃のバッテリー交換方法より若干高めです。ネジを外すだけではバッテリーにアクセスできず、各パーツの爪を取り外す必要があります。スマートフォンのバッテリー交換などを自力で行うことができる人にとっては簡単な部類かと思います。

※ご自身での分解・電池交換を行うとメーカー保証の対象外となります。また、防水機能が維持できない等、予想外の故障や事故原因となる場合もあります。交換の際はあくまでも自己責任にて行って頂くようお願い致します。

交換に自信の無い方、正規修理をメーカーに依頼したい方はPanasonic公式サイトより修理サービス、修理代金を参照することができます。

参考までに、ER-GK60-Wで「電池の消耗が早い」という修理診断を行なうと、修理目安としては¥6,000(税込)程度と表示されました。あくまで目安であり点検の結果、交換箇所が複数になると高額になるケースもあります。

【準備物】ER-GK60-Wのバッテリー交換に必要なもの

ER-GK60-Wのバッテリー交換に必要なものは以下の3つです。

・交換用バッテリー(ERGK60L2507)
・プラスドライバー
・プラスチックのカード、または分解用のケースオープナー

内部の毛クズを取り払うのに、エアダスターもあると便利です。

交換用バッテリー ERGK60L2507

ER-GK60-Wの交換用バッテリー ERGK60L2507

ER-GK60用のPanasonic純正バッテリー型番は「ERGK60L2507」となります。

今回は楽天市場のでん吉さんで購入しました。購入時の価格は1,100円 (税込)と送料が180円でした。


プラスドライバー

ボディトリマーER-GK60-Wの分解作業に必要なドライバーサイズ

ドライバーは+の精密ドライバーが必要になります。私の手持ちのドライバーセットだと+1がネジを舐めずに使えました。ドライバーセットによってNO.1、#1、1番など記載が異なるかと思いますが、ほとんどのドライバーセットに入っているサイズかと思います。

軸径が太いドライバーだとパーツと干渉する可能性があるため、細軸タイプをお勧めします。


不要なプラスチックのカードまたはケースオープナー

パーツのツメを外すのに使用するプラスティックカード

10年以上前に作ったラコステのカード。しっかりと厚みがあれば何でも大丈夫です。

プラスチックの丈夫なカードは、パーツの隙間に差し込んでツメを外す際に必要となります。

もう期限が切れたり使わなくなったポイントカードから厚さ約1mmほどのカードを探してみましょう。(ペラペラのものは殆ど役に立ちません)

もし、どうしても見つからない場合はケースオープナーと呼ばれるこじあけ専用ツールも販売されているようです。

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ER-GK60-Wのバッテリー交換手順

電池の取り出し方|取扱説明書[ER-GK60] P24より

取扱説明書[ER-GK60] P24より

本体の分解方法は取扱説明書のP24に掲載されています。これは本来、バッテリー廃棄のための図ですがバッテリー交換もこの手順で行うことが可能です。

分解作業が得意な方であればこの図だけでも十分に作業を終えることができるでしょう。

では、作業手順を順に解説していきます。(①~⑨の番号は取扱説明書に準じて記載しました)

①分解作業を行う前に

分解作業前にはバッテリーを完全に使い切り放電させましょう。また、必ず刃を外した状態で行ってください。作業中に不意にスイッチがオンになると怪我の原因になります。

パーツやネジの受け皿を準備

また、外したパーツを無くさないように受け皿のようなものを準備しておくと安心です。(画像はドライバーセットの蓋)

②本体下部のネジを外す

ボディトリマーER-GK60-Wの本体下部ネジ位置

では、実際に分解作業を行っていきます。まずは本体下部にあるプラスネジを外しましょう。

③充電端子周りのカバーを外す

ボディトリマーER-GK60-Wの充電端子周りのカバー

ネジを外すと本体から充電端子周りの白いカバーを外すことができます。

④充電端子上部のネジを外す

ボディトリマーER-GK60-Wの充電端子上部ネジ位置

カバーを外すとさらにもう一本、プラスネジの頭が見えますので、このネジを外していきます。先程のネジと長さが異なるため、組み立ての際は間違えないようにしてください。

⑤下部フロントパネルを取り外す

ボディトリマーER-GK60-Wの下部フロントパネル取り外し

画像のように下から隙間にカードを差し込み、スライドさせながら浮かします。

ボディトリマーER-GK60-W下部フロントパネルの爪の位置

テコの原理で優しく持ち上げていくとツメが外れるかと思います。

マイナスドライバーなどで無理やりこじ開けるとパーツが傷ついたり爪が折れたりするので、プラスチック製のカードまたはケースオープナーを使いましょう。

⑥スイッチ部分を外す

ボディトリマーER-GK60-Wのスイッチ部分を外す

電源スイッチの上部に隙間があるため、そこにカードを差し込んで浮かせます。

ボディトリマーER-GK60-Wの電源スイッチパーツ

白い樹脂のパーツが2つ現れます。取り外す際にバラバラになってしまった場合、組み立ての際は上の画像を参考に戻してください。

ボディトリマーER-GK60-Wの電源スイッチパーツ(本体側)

丸いパーツも一緒に取り外しておきます。

⑦上部フロントパネルを取り外す

ボディトリマーER-GK60-Wの上部フロントパネル取り外し

本体上部の大きなフロントパネルを取り外します。電源OFFの印字あたりに隙間があるのでカードを差し込み浮かせていきます。

上部フロントパネルにカードを滑り込ませ爪を外す

本体のサイドにカードをスライドさせていくと隙間からツメが見えるため、こちらも外しましょう。

ボディトリマーER-GK60-Wの上部フロントパネルのツメの位置

この大きなフロントパネルはツメの位置が多く、取り外すのが少し難しいです。上の画像を参考にツメの位置を把握して、慎重に取り外して行きましょう。

⑧本体内部を取り出す

ボディトリマーER-GK60-Wの本体内部取り外し

黒のグリップパーツをしっかりと握り、本体内部を引き出します。

ボディトリマーER-GK60-Wグリップパーツのツメの位置

ツメの位置はここ。戻す際は隙間ができないようにしっかりと差し込みましょう。

⑨古いバッテリーを取り外し、新しいバッテリーに交換

ボディトリマーER-GK60-Wのバッテリー取り外し

本体内部から古いバッテリーを指で上に持ち上げて取り外します。

ボディトリマーER-GK60-Wの交換用バッテリー

新品のバッテリーにはゴムパーツ(恐らく防水用)とワッシャーが付属しています。

バッテリー付属のゴム・ワッシャー位置

古いゴムパーツとワッシャーは、黒いグリップパーツの下部に嵌っていました。

古いゴム・ワッシャーの取り外し

爪楊枝などを少し斜めに差し込むと取り外すことができます。

取り外した古いゴムパーツとワッシャー

取り外したゴムパーツとワッシャー。見た目はそこまで劣化していませんでしたが、せっかくなので新品に交換します。

ボディトリマーER-GK60-Wへ交換用バッテリーを装着

新しいバッテリーとゴム・ワッシャーを画像のように(黒いスポンジは上向き)取り付けます。接触不良の無いように、しっかりと差し込まれているか確認しましょう。

これでバッテリー交換が終了しました。

パーツを元に戻していく際の注意点

ボディトリマーER-GK60-Wの組み立て

続いて、パーツをもとに戻していく作業です。①~⑧の行程を逆に行っていくだけですので説明は省略させて頂きます。

パーツとパーツの間に隙間がないかなど確認しつつ慎重に行いましょう。

以下、組み立てていく際の注意点です。

スイッチ部分のパーツ位置

ボディトリマーER-GK60-Wのスイッチ部分のパーツ位置

白い樹脂製のパーツは上記の位置に戻しましょう。位置が異なるとうまく嵌まらなかったり、電源が入らないなどのトラブルが起きます。

ボディトリマーER-GK60-Wのスイッチ部分のパーツ位置(横から)

横から覗きながら、スイッチの突起にパネルの凹みが噛み合うように嵌め込みましょう。

パーツの隙間や浮きに注意

ボディトリマーER-GK60-Wのパーツ浮き・隙間

すべてのパーツで隙間や浮きがないかチェックしましょう。上の画像のようにヘッド周辺に隙間が見られる場合は、黒のグリップパーツと本体内部がしっかりと嵌っているかチェックしましょう。

ボディトリマーER-GK60-W下部のネジ位置

ネジ締めが不十分だと、さきほどのようにパーツの隙間ができてしまいます。こちらもしっかりと締めておきましょう。

バッテリー交換後はフル充電&動作確認を行いましょう

バッテリー交換後のフル充電

バッテリー交換後はフル充電させ、スイッチを押して異音がしないか、パーツのグラつきが無いかを再度確認しましょう。

ちなみに新品バッテリーの場合、初回時はフル充電を行っても早くバッテリーが低下してしまうケースがあるとのこと。何度かフル充電→放電を行うことで電圧が長くなり本来の性能を発揮することができます。

・商品は充電されていない状態での御届けとなります。電池交換後は充電台にてフル充電後動作確認をお願いいたします。
・また、最初のご利用時にはフル充電してもしっかりと充電されません。しかし、動かなくなるまで使用し、フル充電を繰り返すことで充電される電圧が長くなります。

参考:https://item.rakuten.co.jp/denkiti/ergk60l2507/


ニッケル水素電池はリサイクル可能な資源です

ニッケル水素電池はコバルト等が使用されいる再資源化が可能な希少資源です。資源の枯渇を防止するためにも積極的にリサイクルに協力しましょう。

全国のリサイクル協力店(スーパーや家電量販店など)に回収ボックスが設置されています。もし足を運ぶことが可能であれば、古くなったニッケル水素電池やリチウムイオン電池は回収ボックスへ持っていかれることをお勧めします。

リサイクル協力店は「一般社団法人JBRC」のサイトにて検索することができます。
一般社団法人JBRC https://www.jbrc.com/general/recycle_kensaku/


回収ボックスへ廃棄する際はテープで絶縁をしましょう

古いニッケル水素電池はテープで絶縁を行う

他の回収電池などと接触した際ショ-トして発火する危険がある為、プラス極とマイナス極の金属端子部にセロハンテープやビニールテープ等を貼って絶縁しておきましょう。(各自治体の分別方法により廃棄する際も同様です)

【参考ページ】
・経済産業省「資源有効利用促進法」
https://www.meti.go.jp/policy/recycle/main/admin_info/law/02/
・一般社団法人電池工業会「乾電池・リチウム一次電池廃棄方法」
http://www.baj.or.jp/recycle/recycle01.html
・一般社団法人電池工業会「小型充電式電池のリサイクル」
http://www.baj.or.jp/recycle/recycle04.html

まとめ

さて、無事にバッテリーの交換を終えたER-GK60-Wですが、購入時のように非常に快適に使用できるようになりました。刃は半年ほど前に交換したばかりだったのそのままですが、もし刃もこの機会に交換したいという場合は「ER9500」が対応型番となります。

刃の寿命は約3年とされていますが、使用頻度や保管状態によっては劣化が早く進むケースもあります。バッテリー交換後も毛が引っかかる感じがあるのであれば刃の摩耗が考えられるため、交換を検討してみてください。

また、付属オイルが無くなった場合は専用オイル「ES003P」を使用し、刃の寿命を最大限まで伸ばしてあげましょう。

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繰り返しになりますが、自身での分解・電池交換は破損や事故の恐れがあること、またメーカー保証の対象外となることをご確認の上、自己責任にて行って頂くようお願い致します。

 

▶ ボディトリマーの性能比較表(PHILIPS / Panasonic / BRAUN)へ

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