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BRAUNシェーバー シリーズ9・7・5・3の違いを分かりやすく解説!

  2018/03/11 


ブラウンシェーバー、シリーズ9-7-5-3の違いは?

BRAUNの電気シェーバーはトップエンドモデルとして「シリーズ9、シリーズ7」、ミドルスペックモデルとして「シリーズ5」、スタンダードモデルとして「シリーズ3」と、主に4つのシリーズを主力に販売しています。(記事執筆時点)

価格帯はシリーズ3が最も安く、シリーズ9が最も高価。さらにシリーズごとに「型番違いのモデル」が存在するため、購入者にとって非常にわかりづらいことになっています。

機種選びの際に確認しておくべき点は、シリーズが同じであれば「シェーバーとしての基本性能(剃る性能)」は変わらないということ。付属品や充電方式などの違いをみてシリーズの中からモデルを選ぶことになります。

例:シリーズ9型番が違っても本体のシェービング性能は同じ!
・シリーズ9 9295cc…洗浄器付属/お風呂で使える充電式
・シリーズ9 9250cc…一部機能が省かれた洗浄器付属/お風呂で使用不可の充電交流式
・シリーズ9 9260s…洗浄器なし/お風呂で使える充電式
…など2016年モデルだけでも10種の型番が流通。

現行モデルはこちら▶BRAUNシリーズ9の性能比較表(「ハイブリッド5カットシステム」搭載モデル)


シリーズごとに多くの型番が存在するため、購入するシリーズを決めた後は自動洗浄器の付属有無や充電方式、お風呂剃りの可否を確認しましょう。

BRAUNシェーバーの一覧へ

 

BRAUNシェーバーの「シリーズ」ごとの違い

今回は、「そもそもBRAUNは、シリーズごとの違いが分かりにくい!」という方のために、分かりやすく4つのシリーズを比較解説していきます。

BRAUNシェーバーを検討している人は是非ともシェーバー選びの参考にして頂ければ幸いです。今回の記事で画像に写っている使用モデル型番は以下になります。

【使用型番】
・シリーズ9 9090cc
・シリーズ7 7898cc
・シリーズ5 5040s
・シリーズ3 3020s

刃はどのシリーズも内刃・外刃が一体になったカセット式

BRAUNシリーズ9-7-5-3それぞれの刃

画像の左からシリーズ9、7、5、3の順に並んでいます。どのシリーズも内刃と外刃が一体になっており、ワンタッチで取り外し水洗いが可能です。

電気シェーバーに馴染みのない人にとっては「内刃と外刃が一体ってどういうこと?」と疑問に思われるかもしれませんね。まず、下の画像を御覧ください。

▼Panasonicシェーバーの刃を分解すると・・・?

パナソニックシェーバーの刃を分解

上の画像はPanasonicの往復式シェーバーですが、内刃や外刃、フレームなどは全て分離することができます。そのため内刃もしくは外刃だけを交換することが可能です。

▼BRAUNシェーバーの場合は分解不可!

BRAUNシェーバーの刃は分解不可

一方のBRAUNはそれぞれの刃、さらにフレームまで一体型のカセット式ため、交換する際は内刃・外刃を同じタイミングで交換することになります。

カセット式のメリットとしては、ワンタッチで取り外せるため交換や洗浄が手軽内刃で手を切るなど怪我の心配が少ないなどが挙げられます。

一方で、外刃を破損してしまった場合などには外刃と内刃を同時に交換しなければいけない、また、内刃の汚れがわかりにくいといったデメリットもあります。

ちなみに刃の交換は、18ヶ月(1年半)ごとの交換がひとつの目安。シリーズが異なる替刃は装着することができませんので、所持するシリーズ専用のシェーバー替刃を購入する必要があります。

シリーズ9/シリーズ7/シリーズ5/シリーズ3の搭載刃の違い

BRAUNシリーズ9の外刃

【シリーズ9】
シリーズ9は四枚刃と最も刃の枚数が多く、肌への接地面積も広くなっています。刃の構成は、両端の網刃×2と中央トリマー×2という配置。くせ髭、寝たヒゲに対するカット性能は極薄のトリマー刃を搭載していることでBRAUNシェーバーシリーズで最も高く、ワンストロークで肌に優しく深剃りすることができます。

※2016年以降のモデルでは極薄リフトアップ刃(青い部分)がチタン加工に変更されています。

BRAUNシリーズ7の外刃

【シリーズ7/シリーズ5】
シリーズ7とシリーズ5に搭載された中央のトリマー刃はほぼ同じ形状であり(画像はシリーズ7)、ヒゲと皮膚の隙間に入り込むように根本から持ち上げる役割があります。くせ髭や寝た髭のカット性能も高く、様々な方向に伸びたヒゲもキャッチします。

両端の網刃2枚のディープキャッチ網刃もシリーズ7とシリーズ5ともに搭載。

シリーズ7とシリーズ5の大きな違いとしては、肌を振動させ皮膚に隠れがちなヒゲまで露出させて深剃りする人工知能ターボ音波振動」がシリーズ5には搭載されていない点です。音波振動が搭載されたシリーズ7とシリーズ9は刃の振動作用により硬いヒゲもスパッと切断されるため、ヒゲの引っかかりによる不快感が生じにくいとされます。

BRAUNシリーズ3の外刃

【シリーズ3】
シリーズ3はクシ状のコーム(白いプラスティック部分)によってくせヒゲを取り込みカットする構造です。トリマー刃の面積が小さいため、くせヒゲや寝たヒゲが多い場合は少し性能不足を感じるかもしれません。

また、肌に接するプラスティック部分が多いこともあり(特に網刃の両端部分は突起しています)、上位シリーズからの買い替えでは肌当たりに違和感を感じるかと思います。

シリーズ9四枚刃音波振動
シリーズ7三枚刃音波振動
シリーズ5三枚刃-
シリーズ3三枚刃-


どのシリーズも中央のトリマー刃が「くせヒゲ」や「寝たヒゲ」を捉えてカット、両端の網刃がさらに根本から深剃りという刃の配置です。

ですが、より深剃り・肌への優しさを求めるのであれば上位シリーズから検討、髭が薄く肌もそこまで弱くないといった方はシリーズ3などの廉価帯モデルから検討するのが良いでしょう。

シェーバーヘッドの首振り機能

BRAUNシリーズ5とシリーズ3のヘッド可動域の違い

シリーズ9/7/5は前後への首振りがありますが、シリーズ3には首振りはありません。


前後にヘッドが動くことにより、顔の凹凸や曲面に対し最適な角度でシェービングすることが可能です。

シリーズ3は上下に刃がフロートするだけですので、シェービング中はある程度手首を使いながら、肌にしっかり密着させるよう気を使う必要があります。

シリーズ9首振り有り刃の上下フロート有
シリーズ7首振り有り刃の上下フロート有
シリーズ5首振り有り刃の上下フロート有
シリーズ3首振り無し刃の上下フロート有

 

 

シリーズごとの「生産国」と「内臓電池」の違い

ブラウンシェーバーの登載バッテリーの違い

左がseries9、右がseries3

【製造国の違い】

シリーズ9/7/5はどの型番もドイツで製造されています。一方のシリーズ3はコストを抑えたプロダクトのため全ての型番が中国製です。

ボタンの押しやすさや背面トリガーの操作性など、各パーツの細かい部分からもドイツ製プロダクトは各部に優秀さが見受けられます。ただし、中国製のシリーズ3は価格が安く、他シリーズとも保証期間は変わりません。購入コストが安く済むのは大きなメリットのひとつです。

シリーズ9ドイツ製リチウムイオン電池
シリーズ7ドイツ製リチウムイオン電池
シリーズ5ドイツ製リチウムイオン電池
シリーズ3中国製ニッケル水素電池

 

【バッテリーの違い(リチウムイオンとニッケル水素)】

シリーズ9/7/5のリチウムイオン電池(Li-Ion)内蔵に対し、シリーズ3はコストの安いニッケル水素電池(Ni-MH)を内蔵しています。

一般的にニッケル水素電池の欠点として自己放電によるバッテリー容量低下や、継ぎ足し充電により本来の充電容量が低下してしまう「メモリー効果」があげられます。シリーズ9/7/5にはこうした欠点をほぼ気にすることなく使用できるリチウムイオン電池が内蔵されています。

■自己放電とは?

バッテリーは使用しなくても、時間の経過と共に徐々に充電された電気を放電します。ニッカド電池>ニッケル水素電池>リチウムイオン電池の順に自己放電率は高くなります。(シリーズ3はニッケル水素電池内蔵のため自己放電率が他シリーズより高めです)

■メモリー効果とは?

シェーバーのバッテリー容量がある程度残っている状態で放電を止め継ぎ足し充電を行うと、継ぎ足し始めた付近の容量を記憶(メモリー)するようになります。その後、シェーバーを使用し容量付近までくると電圧が低く推移しパワー不足に陥ることがあります。この現象がメモリー効果と呼ばれています。


シリーズ9/7/5に搭載されるリチウムイオン電池は、自己放電(使用していないときに電池が減ること)やメモリー効果がほとんど無視できるレベルです。その分コストが高くシェーバー価格に上乗せされています。

ニッケル水素はコストが安い以外に搭載するメリットは殆どありません。

 リチウムイオン電池
(シリーズ9/7/5)
ニッケル水素電池
(シリーズ3)
重量軽い重い
メモリー効果ほとんどないある
自己放電ほとんどないある
コスト高い安い

 

「シリーズ7」と他シリーズの細かな違い

シリーズ7は10年前のプロソニック時代からデザインが受け継がれていることもあり、外観も他シリーズと大きく異なる点がいくつかあります。

BRAUNシリーズ7の充電端子

まず、シリーズ7のみ底面に液晶ディスプレイが搭載されている構造から、シェーバー本体の背面に充電端子があります。また、背面ラバーも他シリーズがドット柄なのに対し、シリーズ7はラバーにギザギザの溝のような形成です。

シリーズ7のみ前面にトリマー(キワ剃り刃)が搭載

ブラウンシェーバーのトリマー刃(キワ剃り刃)

モミアゲや伸び過ぎたヒゲをカットするのに便利なトリマー刃もシリーズ7のみシェーバー本体の前面に搭載されています。

シリーズ7のみ底面に液晶ディスプレイが搭載

BRAUNシリーズ7とシリーズ9の電池残量表示ディスプレイ

電池残量や清潔度を表示するシェーバーディスプレイも、シリーズ7のみ底面に搭載されています。

【まとめ】BRAUNシェーバーの中で自分に合ったシリーズはどれなのか

今回は簡単にBRAUNシェーバーのシリーズごとの違いを比較してみました。

多くのユーザーニーズに答えるべくこのような多彩なラインナップになったのだと思いますが、あまりに選択肢が多いと逆に迷ってしまいますよね。

電気シェーバーは毎朝使用する相棒のようなもの。安易に選ぶのではなく自分のヒゲ質や肌の弱さなどを考慮し、さらに価格とも睨めっこしながらじっくり選ぶことをお勧めします。

「なかなか自分に最適なモデルがどれなのかイメージが掴めなかった・・・」という方向けに以下に選択のヒントとなる目安を書いてみました。

シェーバーという製品の特性上、必ずしも当てはまるわけでは無いかと思いますが一つの参考になれば幸いです。

【最適なシリーズ選びの目安(あくまでも目安です)

▲トップエンドモデルであるシリーズ9、シリーズ7「くせヒゲ」や「寝たヒゲ」に対してのカット性能が高いため、ワンストロークでの剃り残しが少なくなります。音波振動による深剃り性能&肌へのダメージ軽減効果も高いため、ヒゲが濃く肌も弱めといった人におすすめです。今使っているシェーバーやカミソリだと肌が赤くなったりヒリつくといった人にはシリーズ9やシリーズ7が最適といえるでしょう。(特にくせヒゲや寝たヒゲが多いと感じる方はトリマー刃がより優秀であるシリーズ9がおすすめです)

▲一方で、ヒゲが薄く肌もそこまで敏感でないという方にはトップエンドモデルはオーバースペックとも言えます。もちろん、ヒゲが薄い人でもトップエンドモデルで快適なシェービングは得られますが、シリーズ3といった廉価帯モデルでも十分剃れるという場合もあります。余った予算でスキンケア商品を買うなどするのが賢い買い物かもしれません。

▲ミドルスペックに位置づけられるシリーズ5は非常にコストパフォーマンスに優れたモデル。トップエンドモデルのような音波振動によるカットシステムや極薄トリマーは搭載されていないものの、刃の構成はシリーズ7とほぼ同じであり、本体の首振り機能や背面トリマーはシリーズ9と同じ構造です。また、内蔵電池もトップエンドモデルと同じくリチウムイオン電池を搭載しています。トップエンドモデルを買うほど予算に余裕はないが、BRAUNの基本性能を抑えた往復式シェーバーが1台欲しいといった方におすすめです。

はじめにも説明したとおりシリーズごとに「自動洗浄器」や「お風呂剃り対応」といった付加価値による型番違いも複数存在するため、▼下のバナーリンクから気になるシリーズを一通りチェックすることをお薦めします。

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【おすすめBRAUNシェーバーはこちら】
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