【充電交流式】充電しながら使用できる電気シェーバーのオススメ機種(随時更新)
2020/02/27
▼目次
電気シェーバーに搭載されるリチウムイオンバッテリー
一昔前の電気シェーバーはコンセントに挿さないと使用できない「交流式」のモデルが存在しました。
ですが、近年の電気シェーバーはどのメーカーもバッテリーを内蔵した機種がラインナップの殆どを占めています。そのため、コードレスで使用できるのは、もはや当たり前となりました。
シェーバーに蓄電池が内蔵されたことによりケーブルの煩わしさがなくなり、パワフルなリチウムイオン電池の登場によって「充電が無くなるまでパワーを一定に保ち続ける」モデルも一般的になっています。
一部の廉価モデルではニッケル水素バッテリーを採用しているシェーバーもありますが、その数も少なくなってきています。リチウムイオンバッテリーに比べ、ニッケル水素バッテリーは充電速度やパワー、寿命など劣る点も多いためコストの安い機種でしか見かけなくなりました。
リチウムイオンバッテリーの寿命ラインは?
非常に寿命が長く、高性能な蓄電池であるリチウムイオンバッテリーですが、充電サイクルが限界に達するとバッテリー容量(使用時間)が減ってしまうのも事実です。例えば、スマートフォンの電池持ちが悪くなった経験は多くの方が体験したことがあるのではないでしょうか?
ただし、24時間使用するスマートフォンに対し、毎朝10~15分程のバッテリーしか消耗しないであろう電気シェーバーは充電サイクルの寿命に達するまで時間が掛かります。
リチウムイオンバッテリーの特性については以下のエントリーで詳しく見ることができます。刃の交換を定期的に行うことで電気シェーバーはとても長く使用できる家電です。
例えば、100%充電して50分間使用できる電気シェーバーで、毎朝10分間使用すると仮定してみましょう。すると、毎日約20%ずつ放電し、約5回で100%放電する計算になります。
つまり5日間で1回の充電サイクルですので、一年間で約73回の充電サイクルが訪れます。もし5日に1回の充電ペースで500回の充電サイクルに到達するには約7年掛かることになります。
365(日)÷5(回)=73(回) 500(回)÷73(回)=6.84931....(年)
*あくまでも単純計算による理想値で、充電サイクル以外にも周囲温度や保存状態などの要因でバッテリーの健康状態は左右します。
ですが、充電サイクルの限界は遅かれ早かれ必ずやってきます。ユーザーの使用頻度やシェーバーの保存環境によって差は出ますが、次第に駆動時間が短くなるのは避けられません。
本来より駆動時間が短くなると、いざ剃ろうとした際にバッテリーが途中で切れてしまった!なんて事態も考えられます。
もし、一回のシェービング時間すら充電できなくなったのであれば、既にバッテリーは寿命に達しています。
充電しながら使用できるバッテリー方式は?
ならば、コンセントで充電しながら剃れば良いのでは?と思うかもしれませんが、2023年現在で入手可能な電気シェーバーの多くは、「充電式」と呼ばれるコードで充電しながら使用することができないモデルが多いのです。
この理由の1つ目としては、お風呂場など水気の多い場所での使用ニーズが増えたことによる安全上の理由です。感電防止のため給電中は動作しないように設計されています。
そして2つ目の理由ですが、買い替えサイクルをなるべく短くしたいメーカー側の思惑。これは私の勝手な予測でしかありませんが、メーカー側はバッテリー消耗のタイミングで新商品を手にとってもらえれば、より短いスパンで利益を上げることができます。
もちろん、メーカーでのバッテリー交換も行っていますが、ユーザー側の心理としては「どうせなら刃もバッテリーもヘタってるし新品を買ってしまおう」と思いがちです。修理の間、シェーバーが戻ってくるまでT字カミソリでやり過ごすのは、慣れない人にとっては非常に不安に感じてしまいます。
例:パナソニック ラムダッシュシリーズの修理代金

http://www.panasonic.com/jp/support/consumer/repair/price/shaver.html
メーカーに修理を頼むと「蓄電池(バッテリー)」の交換で4000円程度、さらにシェーバーを制御する基盤やモーターの劣化がある場合は、4000円~8000円の修理代が上乗せとなります。また、保証期間外であれば配送料が掛かります。
▷各メーカーのサービスセンター
では、充電しながら使用できる電気シェーバーは無いのかというと、そんなことはありません。
「充電交流式」と呼ばれるバッテリー方式のモデルを選ぶことで、充電しながらシェービングすることが可能です。ただし、このバッテリー方式のデメリットとしてはお風呂剃りに対応していない点が挙げられます。
充電式シェーバーのようにシャワーのついでに剃る、ということはできません。ですので、ドライ剃りのみ行うユーザー向けモデルとなります。
ここでは、2023年現在入手可能な「充電交流式」の電気シェーバー(一部、生産終了モデルを含む)をメーカー毎にリストアップしています。
ご自身の予算や肌質に最適な充電交流式シェーバーを見つけてください。また、時間に余裕のある方は電気シェーバーの選び方、メーカーごとの特徴も併せてチェックしてみることをお勧めします。
BRAUNの充電交流式シェーバー
ブラウンシェーバー シリーズ9 9320s
BRAUNシェーバーのハイエンドモデルであるブラウン シリーズ9は10種類以上の型番が流通していますが、9320sだけが充電交流式モデルです。(アップグレード版であるBRAUNシェーバー シリーズ9Proは充電式モデルのみ)
シリーズ9の特徴としては、肌を振動させ皮膚に隠れがちなヒゲまで露出させる「ターボ音波振動」や、ヒゲの濃さを自動的に感知する機能など、多彩なテクノロジーが採用されている点。
4枚刃のヘッドは両端に2枚の網刃、中央にはチタン加工極薄リフトアップ刃・くせヒゲキャッチ刃を配置。ワンストロークでのカット性能が非常に優秀であり、髭が濃い・癖ひげが多い人にオススメなシェーバーです。
9320sは自動洗浄器が付属しないため定期的なメンテナンスが必要ですが、防水処理が施されているため水洗いでヒゲくずを手軽に落とすことができます。皮脂汚れが気になる場合はハンドソープを使用するのが手軽かつ効果的です。
ブラウンシェーバー シリーズ8 8320s
シリーズ9と同一のハンドルデザインを採用したブラウン シリーズ8。数種の型番がありますが、8320sが唯一の充電交流式モデルです。
上位モデルであるシリーズ9と比較すると中央のトリマー刃が1枚少ない往復式3枚刃ヘッドであり、ややスリムになっています。(写真右)
中央のトリマー刃形状が異なるものの、短いヒゲを捉える両端の網刃性能はほぼ同一であるため、長いヒゲや癖ヒゲを剃るのでなければそこまで大きな違いは感じられないかもしれません。実際、鼻の下などを剃る場合は角度を付けて肌に網刃を当てることが多いため、使用感は大きくは変わりません。
こちらの機種も自動洗浄器は付属しませんが、防水モデルのため水洗いが可能です。
ブラウンシェーバー シリーズ7 7760cc
ブラウン シリーズ7は上位モデルとハンドルデザインが若干異なりますが、シリーズ8とほぼ同一形状の3枚刃ヘッドを搭載した往復式シェーバーです。発売から10年以上そのデザインは変わっておらず、長年使用するファンも多いモデル。
シリーズ7の現行モデル(360°密着システム搭載モデル)は殆どが充電式モデルになりましたが、従来の充電交流式モデルとして7760ccをまだ市場で見つけることが出来ます。
7760ccは自動洗浄器が付属するため、洗浄液カートリッジの定期交換で日頃のメンテナンスも手軽に済ませられます。自動洗浄器はチャージングシステムも備えており、セット時には充電も行えます。充電しながらシェービングしたい場合は、自動洗浄器の電源ケーブルをシェーバー本体に挿して使用します。
ブラウンシェーバー シリーズ5 5030s / 5090cc
ブラウン シリーズ5は上位モデル搭載の音波振動によるカットシステムなどが間引かれた、ミドルスペックモデルの3枚刃シェーバー。
残念ながら2023年現在発売されている新しいブラウン シリーズ5は全て「充電式」となっており、コードをつないだままでは動作しません。
しかし、充電しながら使用できる「充電交流式」のシリーズ5は旧モデルでは存在していました。5030s(本体のみモデル)、5090cc(自動洗浄器付きモデル)の2つが充電交流式モデルのため、もし在庫を見かけたらチェックしてみてください。
ただし、ネット上で探す場合は価格がつり上がっている可能性もあるため要注意です。適正価格は5030sが1万円前後、5090ccが1万5千円前後でしょう。それ以上の価格だと上位モデルに手が届くため、わざわざ購入するメリットはありません。
ブラウンシェーバー シリーズ3 3020s-B / 3030s / 3050cc-G / 3090cc
ブラウン シリーズ3は価格を抑えたエントリーモデルシェーバー。シリーズ5~シリーズ9はドイツプロダクトなのに対し、シリーズ3は中国製であり、またコストの安いニッケル水素バッテリーが採用されています。
上位モデルに比べるとカット性能は優秀とは言い難く、髭の濃い方にはスペック不足かもしれません。ですが、なるべく導入コストを抑えたい、またはヒゲはそこまで濃くない、といった方であれば検討の余地はあるでしょう。
注意点としては、シリーズ3のヘッド(写真右)は全体的にプラスティックパーツが多く、肌当たりは快適とは言い難いです。また、前後への首振りも無いため上位シリーズからの買い替えは違和感を感じてしまうかもしれません。肌との摩擦を軽減するプレシェーブローション等を使うことをおすすめします。
シリーズ3において、コードをつないだまま使用できる「充電交流式」のモデルは3020s-B/3030s/3050cc-G/3090ccの4機種。
シェーバー本体の違いは、3020s-Bはバッテリー残量表示が2段階、3030s/3050cc-Gが3段階、3090ccが4段階といったランプ表示の違いのみ。
3050cc-Gと3090ccには自動洗浄器が付属します。
ブラウンシェーバー シリーズ1 190s-1
ブラウン シリーズ1は往復式シェーバーとしては必要最低限の性能のみを持つ、非常にシンプルな1枚刃シェーバー。価格も非常に安く、モデルチェンジも殆ど無いことから愛用者も多いロングヒット製品となっています。
ニッケル水素バッテリー採用モデルのため駆動時間は30分と短めですが、シリーズ1 190s-1は「充電交流式」モデルであり、コードを繋いだままの使用が可能です。
ヒゲが濃い方や肌が弱いといった方が毎日メインで使うにはスペック不足を感じますが、外出用・オフィス用などセカンドシェーバーとして購入するには手頃な価格帯です。
シリーズ1のヘッドは網刃が1枚のみであり、長いヒゲや寝たヒゲに対してのアプローチは貧弱。本体の背面にトリマー刃が搭載されているため、それを使用して一度ヒゲを短くしてやると網刃がキャッチしやすくなります。
PHILIPSの充電交流式シェーバー
フィリップス パワータッチ PT764/14
残念ながらフィリップスシェーバーは、すべての現行モデルが防水仕様の「充電式」であり、コードをつないだまま使用することができません。
2016年に発売されたパワータッチ PT764/14だけが、唯一「充電交流式」であり入手可能です。※フィリップス 1000シリーズ S1133/41が充電交流式モデルとして発売されました。
パワータッチ PT764/14はすでに生産終了しており在庫が無くなれば購入するのは難しくなるでしょう。ちなみに、アクアタッチと呼ばれるパワータッチに形状がよく似たモデルもありますが、そちらは「充電式」のためご注意ください。
フィリップス 1000シリーズ S1133/41
2020年4月、待望の充電交流式モデルのフィリップス1000シリーズが発売されました。フィリップスシェーバーのラインナップは殆どが充電式であるため、現行機種では唯一の充電交流式モデルとなります。ちなみに同時期に発売された3000シリーズは形状がよく似ていますが充電式モデルですのでご注意を。
Panasonicの充電交流式シェーバー
ラムダッシュPRO 6枚刃 ES-LS9P / ES-LS5P
パナソニックシェーバーの最上位モデルであるラムダッシュPRO 6枚刃シリーズは4つの型番が販売されていますが、ES-LS9PとES-LS5Pの2モデルが「充電交流式」タイプになります。
最適化された6枚刃の配置により、長いくせヒゲのカット率が5枚刃シリーズの約4倍※に向上しており、コロナ禍での在宅ワークなどでヒゲをついつい伸ばしがちという方にもおすすめできるモデルです。
剃り残しの原因になる長いヒゲやくせヒゲを、チタンコーティングされた2枚のトリマー刃が短くカットし、残りの網刃が根本からしっかりとヒゲをとらえます。国産のステンレス刃物鋼は切れ味抜群であり、肌に優しく深剃りします。
ヘッドは「前後・左右・上下、前後にスライド、ツイスト」の5方向可動。顔の様々な凹凸に合わせて自然なストロークが可能です。肌の曲面や凹凸に対して刃とヘッドが自然に密着して動き、常に「最も効率的にヒゲが剃れる角度」を維持し続けます。
スイッチひとつで洗浄から充電までこなす「全自動洗浄充電器」も付属しており、シェービング後のメンテナンスも非常に手軽です。
※ 2020年モデルラムダッシュ5枚刃ES-LV9Fとの比較。パナソニック調べ。
【型落ちモデルもCHECK】
型落ちとなる2021年モデルにおいては、ES-LS9Nが充電交流式モデルとして販売されています。
2022年モデルであるラムダッシュPRO 6枚刃シリーズとの違いは「泡メイキングモード*」が搭載されているかと「スマートロック機能のロック時間*2」のみです。
モーターパワーや搭載刃、ヘッド可動域などは変わらないため在庫を積極的にチェックしてみましょう。タイミングにもよりますが型落ちモデルは安く購入できるケースが多いです。
型番ごとの違い・旧モデルとの違いなど、より詳しくは▷Panasonicシェーバー ラムダッシュPRO 6枚刃シリーズの性能比較表をご参照ください。
* 洗顔剤やボディソープを手のひらで泡立て、シェービング用の泡をつくるモード
*2 <2021年モデル>手を離すと約60秒後にロック / <2021年モデル>手を離すと約30秒後にロック
ラムダッシュPRO 5枚刃 ES-LV7H / ES-LV5H
パナソニックシェーバーのハイエンドモデルであるラムダッシュPRO 5枚刃シリーズの現行機種で、「充電交流式」タイプはES-LV7H / ES-LV5Hの2モデル。それぞれの違いは自動洗浄器の付属有無によるもので、シェービング性能の違いはありません。
5枚刃の構成は中央トリマー刃1枚がヒゲを短くカット、さらに両端の網刃4枚が根本からしっかりヒゲをとらえます。特徴的な回転する2本のローラーはストローク時に肌との摩擦を軽減し、シェービング時のダメージを抑えることができます。
また、上位モデルであるラムダッシュ6枚刃シリーズと同様に、首振りは前後・左右・上下にツイスト、スライドの動きを加えた「5Dアクティブサスペンション」を搭載。肌の曲面や凹凸に対しての密着度が非常に優秀です。
【型落ちモデルもCHECK】
2019年モデル(ES-LV○E)、2020年モデル(ES-LV○F)、2021年モデル(ES-LV○G)といった旧機種にも充電交流式モデルが存在します。
※ES-CSV6Q-A・ES-CSV6R-A・ES-CSV6S-Aなどカラーリングを表す末尾アルファベットが-A(青色)の機種は「充電式」のお風呂剃りモデルのためご注意ください。
型番ごとの違い・旧モデルとの違いなど、より詳しくは▷Panasonicシェーバー ラムダッシュ5枚刃の性能比較表(2017-2021年モデル)をご参照ください。
【2019年モデル】ラムダッシュ3枚刃 ES-LT8P / ES-LT6P / ES-LT4P / ES-LT2P
パナソニックシェーバーのミドル価格帯では、「カミソリシェーバー」の謳い文句でお馴染みのお風呂剃りラムダッシュ3枚刃シリーズ(旧モデル)が売れ筋モデルでしたが、それらは「充電式」タイプのためコードを繋いだままでは動作しませんでした。
2022年にラムダッシュ3枚刃シリーズのラインナップが刷新され、「充電式」と「充電交流式」の2タイプが登場しています。
シェーバーのハンドルデザインはスキンケアシェーバーを踏襲したサニタリー空間に調和しやすいデザインになっています。
LT8・LT6シリーズでは前後・左右・上下に可動する「密着3Dヘッド」、LT4シリーズでは左右に可動する「密着スイングヘッド」を搭載。LT8Pにのみ自動洗浄器が付属します。
型番ごとの違いなど、より詳しくは▷Panasonicシェーバー ラムダッシュ3枚刃の性能比較表(2022年モデル/新LTシリーズ)を参照ください。
ラムダッシュ3枚刃 ES-LT8A / ES-LT7A / ES-LT5A / ES-LT2A
また、2015年に発売されたラムダッシュ3枚刃シリーズも「充電交流式」となっています。2022年のモデルチェンジまで現行モデルだったことから、今でも比較的容易に入手が可能です。
シェーバーのハンドルデザインはラムダッシュ5枚刃を踏襲しており、前後・左右・上下に動くヘッドの密着性も優秀です。自動洗浄器付きモデルも存在するため、自身に最適なオプションを選びましょう。
ES-LT8A(メタルボディ・ケース付き)・ES-LT7Aは自動洗浄器が付属。ES-LT5A(ポーチ付き)・ ES-LT2Aはシェーバー本体のみモデルです。
型番ごとの違いなど、より詳しくは▷Panasonicシェーバー ラムダッシュ3枚刃の性能比較表(2015年モデル)を参照ください。
コンパクトラムダッシュ ES-CV70(5枚刃) / ES-CT20(3枚刃)
出張・旅行時にもかさばらないコンパクトタイプのラムダッシュシリーズは、現行機種としてとES-CV70(5枚刃)とES-CT20(3枚刃)の2モデルが販売されています。どちらも充電交流式であり、充電しながらの使用が可能です。
携帯性を重視し小型化された分、首振りの可動域が無くなっているため、通常のラムダッシュシリーズより角度や肌への圧力にはやや気を使う必要があります。
とはいえ、通常のラムダッシュシリーズに搭載されているリニアモーターや切れ味の鋭いステンレス刃物鋼はコンパクトシリーズでも健在であり、小さくてもパワフルに深剃りが行えます。
型番ごとの違いなど、より詳しくは▷Panasonicシェーバー コンパクトラムダッシュの性能比較表を参照ください。
メンズシェーバー3枚刃 ES-RT48 / ES-RT28 / ES-RL34
メンズシェーバー3枚刃シリーズの充電交流式モデルはES-RT48、ES-RT28、ES-RL34の3モデル。それぞれの機能の違いは以下の通り。
ES-RT48...フロートヘッド(首振り)、充電スタンド付属、充電催促ランプ、急速1時間充電、リチウムイオン電池
ES-RT28...フロートヘッド(首振り)、充電スタンドなし、充電催促ランプなし、8時間充電、ニッケル水素電池
ES-RL34...フロートヘッドなし、充電スタンドなし、充電催促ランプなし、8時間充電、ニッケル水素電池
同社のラムダッシュシリーズに比べると多くの機能が省かれており、内蔵電池にコストの安いニッケル水素を採用、かつ中国製造であるなど所々にコストダウンがみられます。
ラムダッシュシリーズの心臓とも言えるリニアモーターは、このシリーズでは当然のことながら搭載されておらず、モータースピードが遅いが故にワンストロークでのカット性能も劣ります。
ただ、髭の量がそこまで多くなく、スピードもそこまで重視しない人にとっては十分メインとして戦えるシェーバーです。メンズシェーバー3枚刃シリーズにもラムダッシュと同等の鍛造刃が採用されており、切れ味は優秀です。
手頃な価格帯で入手しやすいため、初めてのシェーバーとしてや、職場用や予備などに2台目としても導入しやすいモデルでもあります。
日立の充電交流式シェーバー
ロータリーシェーバー RM-LX10D / RM-LX9 / RM-LX8D / RM-LX7
日立のロータリー式シェーバー「ロータリージーソード」はラインナップ(2018年発売モデル)の全てが「充電交流式」タイプとなっています。パナソニックやブラウンの往復式とは異なる、ややマイナーなロータリー方式は、一定方向に回転するドラム型の内刃がヒゲーをとらえる仕組みを持っています。

https://youtu.be/jHVz1ZTmTmI
使用には若干のコツが必要ですが、奥から手前に回転する動きのイメージにあわせてストロークすると上手く剃ることができます。肌あたりは往復式よりも比較的やさしく、剃ったあとの肌触りも滑らかに仕上がります。
自動洗浄器が付属するモデルは存在しませんが、代わりにLED光乾燥器が付属するモデルがあります。水洗い後にLED光乾燥器に差し込むことで簡単に乾燥・除菌・消臭が行えます。
充電しながらシェーバーを使用する場合は、LED光乾燥器のケーブルを使用します。
現行の「ロータリージーソード(充電交流式:2018年発売モデル)」は以下の通り。(RM-LX9・RM-LX7はLED光乾燥器が付属しません)
ちなみに2023年1月現在、新モデルの情報は無く、日立の公式サイトでは2018年モデルが「在庫品限り」と表記されています。WEB通販などでは在庫を見かけることは殆ど無く入手が難しいため、後継モデルの発売を期待します。
発売済みモデルの「型番ごとの違い・旧モデルとの違い」などは▷日立 ロータリーシェーバー「ロータリージーソード」の性能比較表を参照ください。
↓その他の人気モデルはこちらから!↓

毎年、各メーカーの最新モデルを複数購入しているシェーバーマニア。「深剃り向き」「敏感肌向き」「携帯向き」のおすすめのシェーバー、さらには「敢えておすすめしないモデル」まで解説します。最近のレビュー記事等はこちら。シェーバー選びの際は是非ご参考ください。