災害時や緊急時に役立つコンパクトシェーバーは1台持っておくと便利
2015/09/12
地震などの災害に見舞われ、水や電気などのライフラインが途絶えるケースを考えると、様々なものを日頃から準備しておく必要があります。例えば、非常用の食料や懐中電灯、最低限の着替えや常備薬など。これらは災害に備え、まず思いつくものかと思います。もし余裕があれば乾電池式のシェーバーがあると、長い間電気などが復旧しなくとも最低限のシェービングが可能です。
実際に私は、東日本大震災に見舞われ2ヶ月の間「水」と「電気」の無い生活でしたが、乾電池の買い置きと乾電池式シェーバーのおかげで、髭がボーボーにならずに済みました。
単3電池は日頃から買い置きしておくと安心
震災当時、私の手元にあった髭剃りは「充電式」、「乾電池式」、「T字カミソリ」の3つでしたが、電気と水が復旧しないため充電式とT字カミソリは使い物になりませんでした。T字カミソリは水がないと使用が難しいですし、充電式シェーバーはそもそも充電できません。
唯一手元にあったPHILIPSの乾電池式シェーバーはHQ904という2010年のモデル。アルカリ単3電池2本で約60分のシェービングが可能でした。一日に1回、5分程度駆動させるとすれば12日間持つ計算です。買い置きの電池やフル充電されたエネループが家にあったため、2ヶ月間は十分に持ちました。
正直言って、震災に見舞われた直後は髭など剃っている場合ではないです。まずは家族の安否や、家の中の整理、食料の確保、仕事先への連絡などやることは山積み。
ですが、ある程度落ち着いてくると様々なことに不便を感じます。女性の場合は化粧品などが主かもしれませんが、男性の場合は普段の髭剃りができずに困るケースがあります。
乾電池式の電気シェーバーは非常に安価なため、震災時の備えの他にも、急な出張や旅行などにも便利です。毎日のシェービングはお気に入りのシェーバーやカミソリで行っているという人も、万が一に備えて1台確保しておくのも良いのではないでしょうか。
現在各メーカーから発売されている乾電池式シェーバーのおすすめ
私が震災時に使用していたHQ904は既に生産が終了しています。Amazonなどでドラゴンフライと検索すれば並行輸入品が見つかるかもしれません。ですが、国内で発売されている現行の乾電池式コンパクトシェーバーのほうが安価なため、そちらを買うのが良いと思います。
往復式シェーバーを販売しているBRAUN(ブラウン)では、M-90モバイルシェーブというモデルが乾電池式駆動です。アルカリ電池2本で60分駆動します。
BRAUNシェーバー モバイルシェーブ M-90の特徴
回転式シェーバーを販売しているPHILIPS(フィリップス)からは、PQ208というモデルが乾電池式。こちらも、アルカリ電池2本で60分駆動です。
電池は何本備えておけば安心か
もし二ヶ月間、電気が止まったことを考えると「一日5分シェービングする」と仮定して、12日間で2本のアルカリ電池を消費します。二ヶ月間を約60日とするなら、10本のアルカリ電池があれば間に合うでしょう。
ただし、乾電池は非常時には貴重です。シェーバーの他にも様々な用途に使用することが予想できます(懐中電灯やラジオなど)。ですので、ある程度余裕を持った本数を買い置きしておくのが得策かと思います。
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毎年、各メーカーの最新モデルを複数購入しているシェーバーマニア。「深剃り向き」「敏感肌向き」「携帯向き」のおすすめのシェーバー、さらには「敢えておすすめしないモデル」まで解説します。最近のレビュー記事等はこちら。シェーバー選びの際は是非ご参考ください。