BRAUNシェーバー シリーズ7の性能比較表(「ハイブリッド4カットシステム」搭載モデル)
▼目次
2006年に発売されたプロソニック以来モデルチェンジを重ねてきたハイエンドモデル電気シェーバー「シリーズ7」。2013年以降モデルチェンジがありませんでしたが、2016年10月に新シリーズ7が発売されました。
国内での新シリーズ7の流通モデルは「7899cc ・7898cc ・7897cc ・7880cc ・7867cc ・7865cc ・7855s ・7850cc-SP ・7842s ・7840s ・7840s-SP」の11種類。販売ルートによって型番が異なるため、困惑する方も多いはず。
基本的にシェーバー本体の性能はどの型番も同じであり、全てのモデルがドイツで開発・製造・検査が行われたプロダクトです。
ただし、型番ごとに液晶表示や自動洗浄器の有無、付属品やカラーリングなどが異なります(当ページで詳しく解説)
ハイエンドモデル「BRAUN シリーズ7」の概要
2014年のシリーズ9登場によって最上位モデルの座は奪われましたが、シリーズ9に受け継がれる「人工知能音波テクノロジー」や、左右へ高速駆動する「くせ髭トリマー刃」など多彩な機能を持ち合わせた高性能モデルの往復式3枚刃シェーバーです。
シェーバーヘッドの振動幅を調節できる「音波カスタムボタン」はシリーズ7にのみ搭載されており、人それぞれに異なった肌質、髭の濃さに合わせて手動で強さを調節することができます。
古くなることがない純粋で簡素なデザイン
10年前のプロソニックから受け継がれる左右対称のシンプルデザイン。機能性主義ドイツプロダクツならではの「モノ」としての役割をしっかり果たす実用的デザインです。
2016年の新シリーズ7にいたっても、前面のボタン位置からトリマーの配置場所までほぼ変更がなく目新しさはありません。裏を返せば「改良する場所が見当たらない完成されたデザイン」とも言えます。
シリーズ7は大幅な変更がほとんど無いため、数年ぶりの買い替えでも迷うことなく使用できるメリットがあります。
新シリーズ7の主な特徴
ハイブリッド4カットシステム | 異なる機能を持つ4つのカットシステムによりワンストロークで効率的にシェービング。 |
ターボ音波振動 | 毎分1万回の音波振動が肌を震わせ、多くのヒゲを1ストロークでカット。 |
密着3Dヘッド | 肌の凹凸に対応する、フレキシブルな首振りヘッド。 |
アルコール洗浄 | 簡単ワンタッチで洗浄、潤滑化、充電。 |
お風呂剃りOK | シリーズ7全てのラインナップがシャワーを浴びながらでも使用できる防水設計。 |
BRAUNシリーズ7の性能比較表(7899cc 7898cc 7897cc 7880cc 7865cc)
予算目安 1万円台~2万円台 :(自動洗浄器付属モデル)
⇒スマホや画面幅が小さい場合は横にスクロールできます。
モデル名 | シリーズ7 7899cc | シリーズ7 7898cc | シリーズ7 7897cc | シリーズ7 7880cc | シリーズ7 7865cc |
カラー | シルバー | シルバー | シルバー | ブラック | グレー |
刃の種類 | 往復式・3枚刃(ハイブリット4カットシステム) | ||||
人工知能ターボ音波テクノロジー | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
音波カスタムボタン | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
アルコール洗浄システム | ○(洗浄モード自動選択) | ○(洗浄モード自動選択) | ○(洗浄モード自動選択) | ○(洗浄モード自動選択) | ○(洗浄モード自動選択) |
まるごと水洗い | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
電源方式 | 充電式 | 充電式 | 充電式 | 充電式 | 充電式 |
お風呂剃り | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
電池の種類 | リチウムイオン(Li-ion) | ||||
充電時間 | 1時間 | 1時間 | 1時間 | 1時間 | 1時間 |
使用可能時間 | 50分 | 50分 | 50分 | 50分 | 50分 |
ディスプレイ | 6段階充電・6段階洗浄・替刃交換の液晶表示 | 3段階充電・替刃交換のランプ表示 | |||
保護ケース | ○(特製革ケース) | ○(シルバーライン) | ○(特製革ケース) | ○ | ○ |
トラベルポーチ | - | - | ○ | - | - |
質量 | 217g | 217g | 217g | 217g | 217g |
取扱店舗 | Amazon 楽天市場 | Amazon 楽天市場 | Amazon 楽天市場 | Amazon 楽天市場 | Amazon 楽天市場 |
備考 | この3モデル(7899cc・7898cc・7897cc)は販売ルート違いの同等品です。 | - |
※上記モデル共通機能
・海外仕様対応(AC100-240V)、密着3Dヘッド(首振り機能)
自動洗浄器なしモデル(7855s 7842s 7840s)
予算目安 1万円台~ :(自動洗浄器付属なし)
⇒スマホや画面幅が小さい場合は横にスクロールできます。
モデル名 | シリーズ7 7855s | シリーズ7 7842s | シリーズ7 7840s |
カラー | グレー | ブラック | ブラック |
刃の種類 | 往復式・3枚刃(ハイブリット4カットシステム) | ||
人工知能ターボ音波テクノロジー | ○ | ○ | ○ |
音波カスタムボタン | ○ | ○ | ○ |
アルコール洗浄システム | - | - | - |
まるごと水洗い | ○ | ○ | ○ |
電源方式 | 充電式 | 充電式 | 充電式 |
お風呂剃り | ○ | ○ | ○ |
電池の種類 | リチウムイオン(Li-ion) | ||
充電時間 | 1時間 | 1時間 | 1時間 |
使用可能時間 | 50分 | 50分 | 50分 |
充電残量表示 | 3段階充電・替刃交換のランプ表示 | ||
保護ケース | ○ | ○ | ○ |
トラベルポーチ | - | ○ | - |
質量 | 217g | 217g | 217g |
取扱店舗 | Amazon 楽天市場 | Amazon 楽天市場 | Amazon 楽天市場 |
※上記モデル共通機能
・海外仕様対応(AC100-240V)、密着3Dヘッド(首振り機能)
※末尾「-P」の記載有無について(7899cc-P 7898cc-P 7855s-P 7842s-P 7840s-Pなど)
・78◯◯cc/78◯◯sの末尾「-P」の記載有無は販売時期によるもので、性能は全く同じとなります。(「-P」記載のモデルは充電器などを収納するアクセサリーポーチが付属しています)
【例:シリーズ7 7899cc】
(旧)7899cc…2016年9月発売(アルコール洗浄システム付属)
(新)7899cc-P…2018年10月発売(アクセサリーポーチが追加)
*「数列後ろの末尾cc」はアルコール洗浄システムが付属モデル、「数列後ろの末尾s」はアルコール洗浄システムが付属しないモデルです。
※量販店モデルについて(7850cc-SP 7893s-SPなど)
・販売ルートにより型番の後ろにCが付くモデルが存在します。これらは基本的にCが付かないモデルと中身は一緒です。また、SPが付くモデルは一部付属品が異なります。(仕様等は変更になる場合がございます。ご了承ください)
【例1】7865CC-C(ヨドバシ等)は7865ccと同等品。
【例2】7850cc-SPは7850cc(日本未発売)と同等品。洗浄カートリッジが3つ付属。
※7850cc-SPはAmazon、エディオン等での取扱い。中身は概ね7865ccと同等品。
※7893s-SPはAmazon、ジャパネット等での取扱い。中身は7899cc・7897cc(特製革ケース付属)から自動洗浄器を省いたもの。
ショップ限定モデル(7867cc 7840s-SP 7842s-P)
予算目安 1万円台~2万円台
⇒スマホや画面幅が小さい場合は横にスクロールできます。
モデル名 | シリーズ7 7867cc Amazon限定 | シリーズ7 7840s-SP ヤマダ電機モデル |
カラー | グレー | ブラック |
刃の種類 | 往復式・3枚刃(ハイブリット4カットシステム) | |
人工知能ターボ音波テクノロジー | ○ | ○ |
音波カスタムボタン | ○ | ○ |
アルコール洗浄システム | ○(洗浄モード自動選択) | - |
まるごと水洗い | ○ | ○ |
電源方式 | 充電式 | 充電式 |
お風呂剃り | ○ | ○ |
電池の種類 | リチウムイオン(Li-ion) | |
充電時間 | 1時間 | 1時間 |
使用可能時間 | 50分 | 50分 |
充電残量表示 | 3段階充電・替刃交換のランプ表示 | |
保護ケース | ○ | ○(特製革ケース) |
トラベルポーチ | ○ | - |
質量 | 217g | 217g |
取扱店舗 | Amazon | ヤマダ電機 |
※上記モデル共通機能
・海外仕様対応(AC100-240V)、密着3Dヘッド(首振り機能)
販売ルート等により型番が異なるシリーズ7ですが、ショップ限定モデルと銘打っている型番も存在します。2018年9月現在で確認できるのは「Amazon.co.jp限定モデル」と「ヤマダ電機オリジナルモデル」の2つ。
通常モデルとの違いをショップへ確認したところ付属品以外は通常モデルを同じ仕様とのこと。
「Amazon.co.jp限定モデル 7867cc」は7865ccにトラベル用ポーチが付属したもの、「家電量販店モデル 7840s-SP」は7840sにレザー保護ケースが付属したもの、と捉えて頂ければ分かりやすいかと思います。
シリーズ7に搭載される「ハイブリッド4カットシステム」とは?
新シリーズ7で新たに名称が付けられた「ハイブリット4カットシステム」ですが、基本的に従来から搭載されていた機能に新しい名称を振り分け、総称としてハイブリット4カットシステムと呼ぶに過ぎません。ですので旧モデルからの変更点は無いといえます。替刃も2013年に発売されたF/C70S-3Zです。
■4つのシステム名称は以下の通り。
高速振動くせヒゲトリマー | ストレッチスキンガード | ディープキャッチ網刃×2 |
刃の構成はセンターに1枚のトリマー刃(高速振動くせヒゲトリマー)、それを囲むようにストレッチスキンガードが搭載され、さらに両端に網刃が2枚採用されています。
あご下や頬など、肌に対して水平に寝てしまった髭もトリマー刃が持ち上げてカット、さらに両端で待ち構えた網刃が根本からしっかりと深剃りする仕組みです。
それぞれの刃は全て上下にフロートするため肌への密着性も高く、さらにヘッドが前後へ首振りすることで顔のさまざまな曲面にも追従します。ヘッド可動は写真右の位置で固定することも可能。鼻下など剃りづらい場所の髭もしっかりと捉えます。
「高速振動くせヒゲトリマー」の機能
あらゆる方向に伸びたヒゲ、寝たヒゲ、くせヒゲはホール状の網刃では捉えることが難しく剃り残しの原因になります。シリーズ7には網刃と網刃の中間に高速駆動するくせヒゲトリマー刃が搭載されており、ヒゲと皮膚の隙間に入り込むように根本から持ち上げしっかりカットします。
「ストレッチスキンガード」の役割
トリマー刃を囲むガード部分にも名称が付きました。シェービング中の押し付けを防ぎダメージを防ぎ、また適度に肌を伸ばす役割があります。シリーズ9に搭載されるストレッチスキンガードとは異なり直線状のガードは両端のみで、トリマー刃の隙間にコーム状のガードが付いています。
「ディープキャッチ網刃」の機能
ヘッド両端に配置されたディープキャッチ網刃は、その名の通りヒゲを根本から捉え「深剃り」するための刃。くせヒゲトリマーが短くカットしたヒゲが網目のホールに導かれることで、少ないストロークでもしっかりと深剃りできる仕組みです。
「人工知能ターボ音波テクノロジー」の機能とは?
シリーズ9に搭載されている「人工知能ターボ音波テクノロジー」ですが、実は搭載したのはシリーズ7が先。毎分1万回の音波振動が肌を震わせ、皮膚内部に隠れがちなヒゲまで露出させてカットします。皮膚の表面だけでなく、まだ表面化していない皮膚内部のヒゲまでとらえることで、夕方のザラつきを抑える効果も期待できます。
また、シリーズ7には音波カスタムボタンが搭載。電源スイッチ横の「+」と「-」ボタンにより、音波の強さを5段階に調節することが可能です。
■「人工知能」というキーワード
iPhoneのSiriやソフトバンクのロボットPepperなど自然言語処理する技術も身近になり、人工知能というと感情認識型のAIを想像してしまう方も多いかもしれません。シリーズ7においての人工知能とは、ヒゲの濃さを感知して音波振動を自動調整する制御システムのことを指します。
英表記:Intelligent Sonic Technology(人工知能音波テクノロジー)
99.9%除菌の自動アルコール洗浄機能はBRAUNだけ
99.9%除菌*できるアルコール洗浄はシェーバー市場でブラウンだけが唯一採用しています。
皮脂汚れやヒゲくずは、ニオイや剃り味劣化の原因となります。また、シェーバーのヘッド部分は放っておくと雑菌が繁殖し不衛生な状態になりがち。雑菌はニキビや肌荒れなどのトラブルに繋がることもあるため、常に清潔な状態を保つ必要があります。
シリーズ7のアルコール洗浄システムは、シェーバーを使い終わった後にセットしボタンを押すだけでシェーバーの洗浄・潤滑化・充電をすべて自動的に行います。
常に最適な洗浄プログラムを選択し刃のコンディションを維持してくれるため日頃のメンテナンスの手間が省けます。セットした際に充電も行われるため、いちいち充電コードを差し込む必要もありません。
洗浄器が付属しないモデルの場合は手洗いが必要になる他、シェーバー本体の背面へ充電プラグを差し込む必要があります。
アルコール洗浄システムの自動洗浄器は、特に洗浄する必要がない場合(手洗い後など)はボタンを押さなければ充電だけを行うドックとしても使用可能です。また、使用していない時は10分で自動的に電源が切れる「オートオフ機能」も搭載しています。
*: 試験機関:INSTITUT FRESENIUS、試験方法:アルコール洗浄システム洗浄後の刃部の除菌率を測定。
シリーズ7の内蔵バッテリー
新シリーズ7は約1時間の急速充電で約50分間の使用が可能。さらに全てのモデルに高寿命のリチウムイオン電池(Li-Ion)が搭載されています。(リチウムイオン電池とは電動工具やノートPC、スマートフォンなどにも使われる高性能電池のひとつ)
シリーズ7は自動洗浄器にセットするたびに充電が行われるので「頻繁に充電するとバッテリー寿命が縮むのでは?」と思われる方もいるかもしれませんが、ほぼ気にする必要はありません。むしろ、バッテリーが空の状態で放置することのほうが寿命への影響があります。
リチウムイオン電池(Li-Ion)は、自己放電によるバッテリー容量低下や継ぎ足し充電によるメモリー効果はほとんど無く、コストも高いため安価な電気シェーバーに搭載されることは稀です。
【搭載バッテリーの違い】(リチウムイオンとニッケル水素)
リチウムイオン電池 (シリーズ7) | ニッケル水素電池 (シリーズ3) | |
重量 | 軽い | 重い |
メモリー効果 | ほとんどない | ある |
自己放電 | ほとんどない | ある |
コスト | 高い | 安い |
▼内蔵バッテリーや充電方式の違いについては以下のエントリーを参考になさってください。
※新シリーズ7の電源方式は「充電式」です。
■シリーズ7のシェーバーディスプレイ
・7899cc、7898cc、7897ccはシェーバーディスプレイにてブロック表示による6段階充電・6段階清潔度の確認が可能。また、刃の交換時期には網刃・内刃カセット交換ランプが点灯。
洗浄液カートリッジのランニングコストはどのくらい?
BRAUNの洗浄液はカートリッジ式です。洗浄器付属モデルを購入した際はカートリッジが1個付属しています。
毎日使用した場合、3週間から1ヶ月程度で新しいカートリッジに交換する必要があります。1個あたりのコストは500円程度ですので、年間で6000円程度のランニングコストが掛かる点は確認しておきましょう。
ヒゲクズをつい溜めたままにしてしまう面倒くさがり屋の方や、朝忙しくてシェーバーの手入れをする暇なんてない!なんて人には、ポンっと差し込むだけで全て自動で行ってくれる洗浄器はおすすめです。
アルコール洗浄システムが付属しないモデルは水洗いが必要になりますが、その分価格が抑え目です。ただし、水洗い後はシェーバーオイルを使用し潤滑化させる必要があります。(アルコール洗浄システムを使用する場合は、専用のカートリッジに潤滑性を保つ成分も含まれているためオイル差しは必要ありません)
手入れに時間や手間を掛けたくないという方は洗浄器付きのモデル、コストを抑えたいという方は本体のみのモデルを選ぶとよいでしょう。
10モデルラインナップ一覧
シリーズ7 7899cc | シリーズ7 7898cc | シリーズ7 7897cc | シリーズ7 7880cc | シリーズ7 7865cc |
Amazon 楽天市場 | Amazon 楽天市場 | Amazon 楽天市場 | Amazon 楽天市場 | Amazon 楽天市場 |
シリーズ7 7855s | シリーズ7 7842s | シリーズ7 7840s | シリーズ7 7867cc Amazon.co.jp限定 | シリーズ7 7840s-SP 家電量販店モデル |
Amazon 楽天市場 | Amazon 楽天市場 | Amazon 楽天市場 | Amazon | 楽天市場 |
【関連リンク】
・BRAUN 公式サイト
https://www.braun.jp/ja-jp
*随時情報は更新しておりますが仕様等は変更になる場合がございます。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。
*7893s、7850ccは日本では販売されておりません。(2016/10/06現在)。7850cc-SP、7893s-SPなど量販店モデルとして末尾に-SP記載で販売されることがあります。詳しくは→※量販店モデルについて