電気シェーバーの刃を長持ちさせる「シェーバーオイル」の効果
▼目次
・剃り味が悪くなった
・刃が熱い
・駆動音がおかしい
こんな時はヒゲくずをブラシ掃除、または水洗いした後に、シェーバーオイルを注油すると問題が解消されるケースがあります。
シェーバーオイルは電気シェーバーを購入した際、小さなボトルタイプのものが付属しているかと思います。使い切った・無くしてしまった場合でも別途購入できますのでご安心を。
ちなみに、フィリップス社の回転式シェーバーは構造上オイル差しが不要なため、オイルは付属していません。
なぜ刃の剃り味は落ちていくのか?
ヒゲの硬さや毛量などで個人差はありますが、男性のヒゲは他の体毛と比べると非常に硬く、同じ太さの銅線並みといわれています。そのため、どんなに切れ味の鋭い刃も毎日の使用で少しずつ摩耗していきます。
刃の寿命は約1年半~2年ほど(メーカーにより異なります)。刃に穴が空いていたり変形している場合は交換が必要です。
【交換用替え刃の検索はこちら】また、新品の刃でもオイル(潤滑油)が切れていると、スムーズに駆動せず剃り味が鈍くなることがあります。
シェーバーの刃を長持ちさせる方法としては、ヒゲくずをしっかり掃除しオイル差しを欠かさないようにすること。
刃1枚につき一滴を垂らし、シェーバーを駆動させオイルを馴染ませましょう。
刃が熱くなるのは何故?
シェービング中に「電気シェーバーの刃が熱い!」と感じたことはありませんか?これはシェーバーの外刃と内刃が互いに高速駆動して起こる、摩擦熱が原因です。
刃の潤滑性が低下していると摩擦熱も発生しやすく、刃の摩耗が早くなります。オイルは摩擦熱の除去、摩擦を低減する役割もあるため、普段からオイル差しをこまめに行いましょう。
駆動音がうるさくなった
刃の潤滑性が失われていると、シェーバー本体がよりパワーを使おうとするため駆動音が大きくなることがあります。この場合もオイル差しが有効なケースがあります。
※異常な音・刃がガタついているなどの場合は使用を中止してください。
シェーバーオイルは肌についても安全なの?
パナソニックや日立などから発売されているシェーバー専用オイル。その主成分は「流動パラフィン」と呼ばれるもので、すぐれた皮膚保護性を持っています。ベビーオイルやハンドクリームなどにも使用されている成分であり、肌に触れても害はありません。
流動パラフィン
常温では無色の液体で非揮発性。水には不溶。化学的に安定な物質で、通常の条件では酸化を受けない。成分については固形のパラフィンよりオレフィン系炭化水素に富む。乳化しやすくのびや浸透性に優れる。純度は紫外光の吸光度により計測される。
流動パラフィンには多くの呼び方がある。ヌジョール (nujol)、ホワイト油、白色鉱油、水パラフィン、ミネラルオイル、ミネラルオイルホワイト、医療用パラフィン (medicinal paraffin)、パラフィンファックス、saxol、USP mineral oil、adepsine oil、Albolene、glymolなど。最も身近な物がベビーオイルであろう。
オイルをさすタイミングは?
シェーバーの刃をブラシ掛けし、ヒゲくずや汚れを落とした後にオイルを差します。
水洗いができるモデルの場合は、しっかりと水気を切り乾燥させたあとでオイルを差しましょう。
【メーカーごとのお手入れ方法はこちら】付属のオイルが無くなったら?
付属品のオイルもこまめに使用していると無くなってしまいます。数百円から買えるものですので、付属のオイルが無くなりそうであれば準備しておくと良いでしょう。
各メーカーから専用オイルが発売されていますが、自分のシェーバーと同じメーカーの製品でなくても大丈夫です。
パナソニック シェーバーオイル
例えばパナソニックからは「ボトルタイプ」、「スプレー式」が発売されています。
ボトルタイプは一滴ずつ出る液状オイル、スプレータイプはシュッと吹きかける霧状オイルです。一滴ずつ量を細かく調節したい方はボトルタイプ、サッと吹き付けて手軽にメンテナンスしたい方にはスプレータイプがおすすめです。
BRAUN シェーバークリーナー
また、BRAUNからはシェーバークリーナーという名称でスプレータイプのオイルが販売されています。爽やかなシトラス系の香りでサラッとした使い心地。オイルのベタつく感じが嫌な人にはおすすめです。
スプレーの噴射でヒゲクズを除去するとともに、アルコール成分を含む潤滑油が刃の駆動を滑らかにします。