フィリップスの「マルチグルーミングキットQG3380」を使用してみた感想・レビュー
2016/04/06
▼目次
【後継モデルのご案内】
こちらの機種は生産終了となりました。
後継モデルはPHILIPS「マルチグルーミングキット MG7720/15」となります。
フィリップスから発売されている「マルチグルーミングキット QG3380」を購入しました。これ1台でヘアーからスネ毛や鼻毛まで様々な無駄毛を処理することができる、まさにマルチなグルーマーです。
現在、フィリップスのマルチグルーマーは「QG3380」と「QG3352」の2モデル展開ですが、急速充電や使用時間が長く付属品も豊富なのが「QG3380」。
機能を落とし価格を若干下げたのが「QG335」です。今回購入したのは上位モデルにあたる「QG3380」。1時間の充電で約50分の使用が可能です。
2モデルのより詳しい違いを知りたい方は以下も併せてご覧ください。
1台で何役もこなすフィリップスのマルチグルーマーの「メリット」と「デメリット」
フィリップスからは電気シェーバーだけでなく、ヒゲトリマーや鼻毛カッターなどのグルーミング系製品も発売されています。私も個人的に何台か所有していますが、洗面所は歯ブラシやシェーバー、洗顔フォームなどで場所を占領しており正直置く場所なんてありません。
マルチグルーマーならそれらの機能がすべて搭載されているので、洗面所周りも少しは片付くのではないかと思い購入してみました。
【メリット】1つ持っていれば多彩な用途に活躍
マルチグルーミングキットがあれば、不精ヒゲの手入れやモミアゲ・ツーブロックの処理など様々な用途に活躍します。もちろんデリケートゾーンやスネ毛、足の無駄毛も。つまり1台で全身の無駄毛処理が可能です。
ただ、ちょっと想像していたように洗面所周りをすっきりスマートに!とはいきませんでした。
このマルチグルーマー、性能が多彩であるがゆえに付属品も多いのです。機能を切り替えるにはアタッチメントやコームを付け替えしなければいけないため、日常的に使用するのであれば、それら付属品を置いておく場所の確保が必要になります。
【デメリット】多彩な用途に対応できるが故の付属品の多さ
フィリップスのマルチグルーミングキットは価格の割に、これだけの付属品が揃っています。いちいちヘアカッター、ヒゲトリマー、鼻毛カッター、ボディグルーマーと別々にそろえていたら諭吉が飛んでいきますが、QG3380なら5千円でお釣りが来ます。
付属するポーチには本体と充電器のほか、付属品やアタッチメントなど全てを収納しておくことができます。ポーチなのである程度は中でガチャガチャになるのは仕方ないですが、洗面所の下などに閉まっておく場合は便利です。
また、箱から取り出した状態(写真左)の入れ物はプラスチック製の収納ケースになっています。もし洗面所周りに余裕があるのであれば、このまま置いておくことも可能。
ただし、結構場所を取るので我が家の狭い洗面所では無理そうです。ケースにはそれぞれコームの数字が刻印されており、どれをどの場所に収納すれば良いのかわかるようになっています。
Philips(フィリップス)マルチグルーミングキットQG3380の中身
フィリップス マルチグルーミングキットQG3380の中身は以下の通りです。結構な数の付属品があります。
・本体
・フルメタルフルサイズトリマー(本体に付属)
・ヘアートリミング用コーム
・ヒゲトリミング用コーム
・ボディートリミング用コーム
・ミニ網刃シェーバー
・細部トリマー
・鼻・耳毛トリマー
・ボディグルーミング用シェービングヘッド
・クリーニングブラシ
・充電アダプタ
・収納ポーチ
・説明書、保証書(2年間)
マルチグルーマーQG3380本体の外観
メタルと黒のスタイリッシュなデザインです。多機能なマルチグルーマーは割りとプラスティッキーな安っぽい外観の製品が多いのですが、QG3380はかなりしっかりとした造りです。
充電が切れそうになるとオレンジランプ、充電中はグリーンのランプが点灯します。急速充電が可能で1時間充電で約50分の使用が可能です。
ヒゲトリマーとして使用するには十分な稼働時間。またボディグルーマーとして使用する時も、両足や胸毛あたりを処理し終えても十分な充電残量がありました。
ターボモード搭載で無駄毛処理を素早く終わらせることも可能
QG3380にはモーターの回転速度を上げる「ターボモード」が搭載。刃の駆動が速くなるため、すばやく無駄毛を処理したい場合に使用します。個人的にはチャチャっと終わらせたいので常にオンにしっぱなしですが稼働時間は50分と変わらないようでした。
デリケートゾーンなどを優しく剃り上げたい場合は、ターボをオフにすると良いかもしれません。
3つのアタッチメント
ボディ用、ヒゲ用、ヘアー用の3つのアタッチメントが付属。それぞれ調節できる長さが異なります。坊主カット等に使用する場合はヘアーカッターを使用します(3mm~20mm)。
スネ毛を薄く自然になるよう実際に処理してみた
汚い足ですみません。右足がボディ用コーム(5mm)で処理してみたAfterです。
処理前のモサモサにくらべれば大分マシです。さらに薄く短くしたい場合は4mm、3mmと調節していくと良いでしょう。あまりに短すぎても不自然ですし、かといって長すぎてもスッキリしません。
肌の色や毛の量によって調度良いコームの長さを選ぶのが良いと思います。心配であれば初めは長めに処理し、少しずつ短くといった使用方法が良いでしょう。
5mmに処理するとだいぶスッキリ、半ズボンを履いて外に出れます(笑)
スネ毛を目立たせないために脱色や、さらにはガムテやサロンでの脱毛など方法は様々ですが個人的にはグルーマーで自然な長さにカットしてしまうのが一番楽チンだと思います。フィリップスの「男性の体毛に関する意識調査」によればツルツルで体毛がない男性より、ある程度手入れが行き届いた体毛のほうが好感が持てるそうですよ!まぁ、体毛の好き嫌いは個人それぞれだと思ったりもしますけれども。
脱毛やサロンを否定するわけでは決してありませんが、ウン万円かけてサロンで脱毛するくらいならグルーマーなどでササッと手入れ、余ったお金でプレゼントや旅行でも贈ったほうが有意義なのではないかなぁと個人的には思います。
【参考】■モテるためのボディーグルーミング 2 女性が男性に求める理想の体毛は?
【足の甲を剃ってみた】ツルツルとまではいかないがシェーバー的な使い方も可能
またしても私の汚い足の画像でスミマセン。ですが、足の甲や指に毛が生えている男性も多くいるかと思います。普段は靴下やシューズで見えなくとも、夏場になるとサンダルを履く機会も多くなり無駄毛はちょっと不潔な印象を与えてしまいます。
こういったムダなピョロ毛もトリマーで短くカットし、ミニ網刃シェーバーでしっかり深剃りすることも可能です。回転式シェーバーでお馴染みのフィリップスですが、なぜか往復式っぽいシェーバーヘッドです。
お分かりかとは思いますが右が処理済みです。並べてみるとやっぱり違うもんですね。足の甲や指はわりと面積も少ないので、夏場は頻繁に処理するのもそこまで手間じゃないかと思います。
電気シェーバーで剃るのはダメなの?
電気シェーバーで剃ればいいんじゃない?と思った方もいるかと思いますが、個人的には衛生面からお薦めしません。いや、お前の足が汚ねぇからだろ!というわけでなく、誰しもの足にはどんなに清潔に洗ったとしても角質や表面に常在菌が潜んでいます。雑菌が皮膚に付着しているのは自然現象ですし、水虫もないし臭わないから平気!ってわけでもありません。
ですので、顔に使うものと足に使うものはできれば分けたほうが良いかと思います。もし、どうしても電気シェーバーで処理したい衝動に駆られたら、使用後はエタノールなどで消毒することをおすすめします。
エタノールで電気シェーバーを殺菌・消毒する方法 ※メーカー非推奨ハサミより安全で手軽な鼻毛トリマーにも変身
鼻毛・耳毛用のアタッチメントを取り付ければ写真のように鼻毛カッターに変身します。
フィリップスの鼻毛トリマー(写真左)に比べると、ちょっと大きくなりますが乾電池式の鼻毛カッターに比べパワフル。ですので処理スピードはマルチグルーマーのほうが上な気がします。ターボモードをオンにすれば高速鼻毛処理ができます。
刃は肌に触れても安全なセーフティー刃。鼻の中に入れてクルクルと回せばいいだけなので、ハサミを使うより安全で手軽です。
【まとめ】PHILIPS マルチグルーマーQG3380はどんな人に最適なのか
これ1つ買えばパッケージされている様々なコーム、アタッチメントを活用することで全身の無駄毛処理を行うことができます。坊主カットから足の指までまさにマルチに活躍するグルーマーです。
鼻毛やヒゲ専用のトリマー、ヘアトリマーなど色々と揃えていくとお金がかかりますがマルチグルーミングキットなら1パッケージで何役もこなします。ただ、デメリットとしてはその付属品の多さ。ポーチが付属しているため片付ける習慣がある人はしっかりと保管できるかと思いますが、ずぼらな人はちょっと面倒に思うかもしれません。
当たり前ですが、もしヒゲトリマーとしてしか使用する目的が無い場合はヒゲ専用のトリマー、鼻毛だけ処理したいなら鼻毛カッターと単体で購入すべきでしょう。
PHILIPS ヒゲトリマーの性能比較表PHILIPS エチケットカッターの性能比較表
ただ、使用用途が「頭・ヒゲ・鼻毛・胸毛・スネ毛」など多くの場所に渡る場合はマルチグルーマーを購入したほうが経済的です。アタッチメントやコームを取り替える手間はありますが、普段は鼻毛カッターやヒゲトリマーとして使用し、たまにコームを付けて気になる部分や全身の無駄毛処理といった使い方なら付属品の付け替えもそこまで苦では無いかと思います。
防水性能も施された本体やコーム・アタッチメントも全て丸ごと水洗い可能、お風呂場での使用もできるのでシャワーなどでサッとヒゲくずやカットした無駄毛を後片付けできるのも嬉しいポイントです。
毎年、各メーカーの最新モデルを複数購入しているシェーバーマニア。「深剃り向き」「敏感肌向き」「携帯向き」のおすすめのシェーバー、さらには「敢えておすすめしないモデル」まで解説します。最近のレビュー記事等はこちら。シェーバー選びの際は是非ご参考ください。