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BRAUN“新密着”シリーズ7「70-S7001cc」のレビュー(旧シリーズ7との比較あり)

  2020/08/31 


BRAUN“新密着”シリーズ7(70-S7001cc)

“新密着シリーズ”の「シリーズ7」

2020年8月に国内で発売された“新密着シリーズ”の「シリーズ7」を購入後、使用し続けること約2週間が経ちました。

ブラウンシリーズ7(旧プロソニック)といえば長らくトップエンドモデルとして発売されてきたシリーズであり、幾度ものマイナーチェンジを重ねながらドイツプロダクトらしい機能主義的で堅実な電気シェーバーとして10年以上愛されてきました。

ですが、突如として発表された新シリーズ7はフルモデルチェンジされた全く異なるハンドルデザインで登場しました。

旧シリーズ7(7898cc)

2016年モデルの旧シリーズ7

独立したヘッドやエルゴノミックなデザインなど、見た目から機能まで旧シリーズ7とはまるで別物であると言っても過言ではありません。

今回は新シリーズ7のレビューに加え、私自身が長らく旧シリーズ7の愛用者でもあったため、それとの比較レビューも行いました。

少々長いレビューになるためお忙しい方は、適当に流し読みしていただければと思います。

※便宜上、2020年8月発売の70-から始まるモデル(70-S7000ccや70-N1000sなど)を「新シリーズ7」、2016年10月以降に発売された78から始まるモデル(78○○ccや78○○sなど)を「旧シリーズ7」と記述しています。

“新密着シリーズ”の「シリーズ7」概要

BRAUNシリーズ7(70-S7001cc)の内容物

今回、私が購入した新シリーズ7の型番は70-S7001cc。一般的な家電量販店・ECサイトで販売される自動洗浄器付きモデルです。(画像では撮り忘れていますが、掃除用ブラシも付属します)

Amazon限定モデルとして70-S7000ccという型番も存在しており、そちらは保護ケースの代わりに網刃保護キャップが付属します。それ以外の付属品は同じです。

BRAUNシリーズ7(70-S7001cc)の保証書

保証書はシェーバー本体と自動洗浄器が別々になっていました。どちらも保証期間は購入日から1年です。

BRAUNシリーズ7(70-S7001cc)のシェーバーケース

持ち運びに便利な付属のシェーバーケースですが、電源ケーブルは収納不可です。

といってもフル充電で約50分の使用が可能なため、2~3日くらいの短期滞在なら充電コードは不要かと思います。もちろん出かける前にフル充電を忘れずに。

【新シリーズ7】

人間工学に基づいた手に馴染みやすいデザイン

BRAUNシリーズ7(70-S7001cc)のデザイン

大きく変更された新シリーズ7のデザイン。握った時になじみやすいように丸みを帯びたエルゴノミクスな形状で、自然に・無理なく・効率的にシェービングできるよう設計されているのが感じ取れました。

可能な限り余計なデザインを排除し、かつ機能的で美しくあることを好むブラウンらしいデザインも好印象。

BRAUNシリーズ7(70-S7001cc)の背面デザイン

背面は黒い部分がラバー素材であり、お風呂場でシェービングフォームやジェルを使用した際なども滑りにくくなっています。

ドイツ製の刻印(BRAUNシリーズ7)

背面には誇らしげに刻印されたドイツ製の証。ブラウンシェーバーはシリーズ3など下位モデルは中国製ですが、シリーズ5以上のモデルはドイツ製を貫いています。

密着性を高める「360°密着システム」の新採用

BRAUNシリーズ7(70-S7001cc)の独立ヘッド

新シリーズ7の最大の特徴とも言える「360°密着システム」の搭載により、ヘッドは独立式になりました。旧シリーズ7では前後だけのクラシカルな首振りでしたが、新シリーズ7においては前後左右へと首振りが可能です。

BRAUNシリーズ7(70-S7001cc)の前後スイング

▲前後に首を振る様子。顎下など凹凸のある箇所でもヘッドが追従・密着しやすくなります。

BRAUNシリーズ7(70-S7001cc)の左右スイング

▲左右に首を振る様子。頬などのカーブ面にも自然と追従・密着してくれます。

BRAUNシリーズ7(70-S7001cc)の3連密着ブレード

▲刃はそれぞれ独立して上下に浮き沈みします。押し付けた際の肌への負担が軽減されるためヒリツキを最小限に抑えることができます。

ブラウンの公式カタログでは「360°密着」と謳っていますが、実際にはPanasonicラムダッシュ5枚刃のような縦横無尽なグネグネ感はありません。

ラムダッシュ5枚刃は前後左右に加え、横方向にもツイストするヘッドですので、可動域はそちらのほうが優れています。その反面、大きな可動域はモミアゲ周辺などの細かな処理は苦手です。そのためロック機能を備えています。

ラムダッシュ5枚刃はツイスト(ねじり)ができる。

一方の新シリーズ7は、ヘッドの進行方向の予測が付きやすいため、もみあげ周辺などの細かな処理も戸惑いなく行えます。

ただ、ロック機能がないため鼻下などを剃る際は自然と指でヘッドを固定してしまいました。この点は改善されるべきかと個人的には感じます。(とは言っても、そこまで大きな問題ではなく使用に支障があるわけではありません)

クセ髭にも強い往復式3枚刃ヘッド

BRAUNシリーズ7(70-S7001cc)の搭載刃「F/C73S」

新シリーズ7の3枚刃ヘッドは、短いヒゲを捉えるのが得意な網刃が両端に2枚、長いヒゲをとらえるのが得意なトリマー刃が中央に1枚配置されています。

剃り心地はパワフルでヒゲの引っ掛かりもなく、ほとんどの人が満足のいくシェービング結果を得られると思います。私自身、かなり髭が濃くクセヒゲも多いほうですが、新シリーズ7の剃り心地に不満はありません。

顎や喉仏などカーブ・凹凸の激しい場所も押し付けることなくしっかりと剃れるため、シェービング時間も短く済みました。上位モデルであるブラウンシリーズ9ブラウンシリーズ8と比べると少しだけトルク不足を感じる場面もありますが、独立ヘッドによる密着性の高さは新シリーズ7が一枚上手です。

ただし、ちょっとした不満点もあります。

取り外しが面倒なシェーバーカセット

BRAUNシリーズ7(70-S7001cc)の刃を取り外す様子

ヘッドの着脱は「つまんで引っ張る」というシンプルな構造なのですが、これがあまり良くない。テコの原理を利用する必要があります。

旧シリーズ7ではカセットリリースボタンがあったのですが、新シリーズ7は内部でツメが引っ掛けてある部分をチカラを込めて外さなくてはいけないため、手が濡れていたりすると外すのが非常に困難です。指のツメをヘッドと本体の隙間に差し込むようにしてようやく取り外せます。

ブラウンシリーズ5のヘッド切替システム

ちなみに、私が今回購入したモデルには付属していませんでしたが、新シリーズ7では様々なヘッド切り替えパーツが存在します。(モデルによって付属品は異なる)

これらを毎回付け替えることを考えただけでも憂鬱な気分です。

良い点といえば、ヘッドを外すのがあまりにも面倒なので、自然と自動洗浄器をしっかり活用するようになったことくらいでしょうか(笑)。

常に清潔な状態を維持してくれる「アルコール洗浄システム」

BRAUNシリーズ7(70-S7001cc)のアルコール洗浄器

自動洗浄器はポンっと差し込むだけで、充電からクリーニングプロセスまで勝手に行ってくれます。洗浄プログラムを選ぶボタンはありませんので何も気にせず、ただ機械に任せるだけです。

BRAUNシリーズ7(70-S7001cc)アルコール洗浄器のボタン

すみません、嘘を付きました。ホルダーの上部にあるボタンを押し込む必要があります。ユーザーが行う作業はそれだけです。

BRAUNシリーズ7(70-S7001cc)アルコール洗浄器のLED色の意味

クリーニング中はホルダー上部のLEDが洗浄液の残量を教えてくれます。赤くなったら交換の目安です。

BRAUNシリーズ7(70-S7001cc)アルコール洗浄器のカートリッジ挿入

洗浄液はアルコール成分を94%含むため、しっかりと除菌洗浄してくれます。(火の気には十分注意してください)

カートリッジの交換目安は使用頻度にもよりますが、1ヶ月ごとに1回くらいのサイクルです。使用しないときは蓋を締めておくと蒸発しにくいので、節約家の方はお試しください。

ちなみに私はドケチなので以前はBRAUNシェーバー洗浄器用の互換洗浄液を継ぎ足して使用していました。(現在はアルコール不足のせいか販売されておらず純正品を使っています・・・)

電源コードの差込口は少し出っ張っており、ホルダー部分も背面へと伸びているため壁際に置く際はスペースに余裕を持たせる必要があります。

日本の洗面所事情を考えて作られたPanasonicラムダッシュ5枚刃シリーズ等の自動洗浄器はコードが飛び出さないような工夫がされています。形状もスクエア型かつコンパクトで場所も取りません。

パナソニック ラムダッシュ5枚刃の洗浄器

シールで差込口の位置や挿入方向をわかりやすく示してあったり、色々と親切なパナソニック。ブラウンは取扱説明書もイラストでの説明が多いです。こういった細かいところでお国柄が出るのも電化製品の面白いところではあります。

 

シェーバーを直接充電したい場合は、本体下部に差し込みます。ちなみに新シリーズ7はすべて「充電式」のため、充電しながらは使用できません。これは感電防止のための仕様です。

バッテリーはリチウムイオンバッテリーを搭載しており、非常にパワフル。一時間の充電で約50分のコードレス使用が可能です。

※現在、電気シェーバーは「充電式」タイプのものが多く、充電しながら使用できるモデルは少なくなってきています。もし、充電しながら使用できるシェーバーを求めている方は▼以下のエントリーが必ずお役に立ちます。


旧シリーズ7と新シリーズ7を比較

さて、ようやく旧シリーズ7との比較になります。慣れ親しんだ旧デザインも、こうして並べてみるとやはり古臭さがあり、一方の新シリーズ7は洗練されたデザインに感じます。

背面を見比べてみると、旧シリーズ7は充電用の端子と無接点充電用の端子が真上に二箇所。また全体がラバー素材で覆われていました。

新シリーズ7は上部が丸く盛り上がっており、手に馴染みやすくハンドルバランスに優れています。重量も旧シリーズ7が217gなのに対し、新シリーズ7は185gと軽量化されています。

しかし、前述した通り旧シリーズ7のほうが優秀だった面が多くあります。

▲旧シリーズ7のカセットリリースボタン。やはりストレスなく刃を取り外せることって大事ですよ・・・。

▲ああ、旧シリーズ7のヘッドロックが恋しい・・・。新シリーズ7は親指を使ってヘッドを固定する癖がつきました。

▲あああ、旧シリーズ7の跳ね上げ式トリマー刃が恋しい・・・!新シリーズ7には本体にトリマー刃が付いていないのです。(モデルにより着脱式トリマーヘッドが付属)

▲そして、新シリーズ7には音波振動のマニュアルボタンが無いということを伝え忘れていました・・・。というより音波振動システムが搭載されていません。

旧シリーズ7では電源スイッチ横の「+」と「-」ボタンにより、音波振動の強さを5段階に調節することが可能でしたが、新シリーズ7はカットパワー調節がオートで行われる仕様となりました。

▲バッテリー残量の視認性は新シリーズ7でとても良くなりました。旧シリーズ7の円形ディスプレイもレトロでかわいいんですけどね。

こうして細かな部分を比べてみると、新シリーズ7がいかにコストダウンされたモデルであるかが顕著です。冒頭にも述べたとおり、新シリーズ7はまるで別物に思えてきませんか?

アルコール洗浄システムのデザインは新シリーズ7のほうが、よりミニマムな印象に。洗浄液カートリッジは両方とも互換性があります。

旧シリーズ7と新シリーズ7の搭載刃の比較

(左)旧シリーズ7、(右)新シリーズ7

旧シリーズ7と新シリーズ7、その剃り心地の違いは明らかで、やはり新シリーズ7の肌への密着性の高さが際立ちます。可動域の大きい独立ヘッドの恩恵で寝たヒゲへアプローチしやすいため、ワンストロークでの剃り残しが少なく済みます。

ただし、深剃り性能にそこまで大きな差があるかと言われれば微妙なところです。実際に、顔の半分を旧シリーズ7で、もう半分を新シリーズ7で剃ってみても仕上がりはほぼ同じでした。ですので、買い替えにあたってシェービング性能の低下を感じることは無いかと思います。

ですが、見比べて気になったのがステンレスを用いたパーツが減っているということ。新シリーズ7の黒い部分はすべてプラスチック製です。

これを見て、最初に思い浮かんだのがエントリーモデルであるブラウンシリーズ3でした。

(左)シリーズ3、(右)新シリーズ7

価格的には大きな開きがある2つのモデル。実際の剃り心地はもちろん新シリーズ7のほうがパワフルで快適なのですが、刃の作りは非常に似ています。

シリーズ3においては、白く覆われた櫛状のプラスチックパーツ部分を「マイクロコームテクノロジー」と呼んでいます。新シリーズ7にも、それとほぼ同様のパーツが中央のトリマー刃を覆っています。(機能的にはクセヒゲを櫛で効率よくトリマー刃に誘導するというもの)

シェーバーの刃を比べてみても、やはり旧シリーズ7の重厚な質感には及ばずコストダウンを感じてしまいます。実際に肌当たりもステンレスパーツとプラスチックパーツでは若干異なります。

総評:新シリーズ7は買いなのか?

今回の新シリーズ7ですが、もし「シリーズ7」というモデル名を引き継いでいなければ評価は変わったかもしれません。

実際、独立ヘッドによる大きなイノベーションは褒めるべき点が多くあります。(例えば、ヘッドとモーターの距離が長くなりパワーが落ちるはずなのに、トランスミッションシステムを新しくし改善している点など)

ですから、ひとつの電気シェーバーとしてみれば新シリーズ7は非常に優れたプロダクトです。ボディとヘッドのバランスも良く、ストロークの動きに合わせ肌にしっかりと密着させながら無理なく剃ることができるシェーバーはそう多くありません。

ですが、あまりにも旧シリーズ7は多くのユーザーに"愛されすぎた偉大なモデル"でした。

フルモデルチェンジされ生まれ変わった“新”シリーズ7は、肌の凹凸に対応するヘッドの動きを優先したが為に、旧シリーズ7ユーザーにとってはいくつかの不満点を残す結果となりました。(少なくとも私個人の意見です)

今後どのようなアップデートを重ねて成長していくのか。そして、旧シリーズ7という大きな壁を超えられるのかどうか、BRAUNユーザーの一人として楽しみが増えたというのもまた一つの事実です。

新シリーズ7をおすすめできる人を挙げるとすれば、「クセ髭が多く剃り残しが多い」または「肌への優しさを優先したい」という人。やはり、密着性の高さからワンストロークでの髭のキャッチ率が高くなっており、新シリーズ7のほうがストローク回数が少なくなる=肌の負担も減ります。

また、記事中で紹介したシリーズ3は刃が似ているとお伝えしましたが、カット性能には雲泥の差があります。髭が薄い人にはコスパの良いエントリーモデルですが、髭が濃い人が使用するには明らかにパワー不足を感じますので、新または旧シリーズ7をおすすめします。

【新シリーズ7】 【旧シリーズ7】 【シリーズ3】

 

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