互換洗浄液「Cleanu(クリンニュ)」ならBRAUNシェーバーの自動洗浄コストを下げることができる
2017/07/19
▼目次
BRAUNシェーバー洗浄器用の互換洗浄液「Cleanu(クリンニュ)」を試してみました。家庭用プリンターでよくみかける互換インク、それの電気シェーバー版といったところでしょうか。
純正品ではないため使用は自己責任となりますが、うまく活用していけば毎月の洗浄液コストをぐっと抑えることができます。
シェーバーをポンっと置くだけで洗浄・除菌から潤滑・乾燥まで行う自動アルコール洗浄システム。メンテナンスの手間も省け、一度使ったら手放せません。
ですが、その手軽さの反面に毎月500円程度のコストがかかってしまうのが痛いところ。BRAUNの自動洗浄器はカートリッジを1ヶ月ごとに1回は交換する必要があります。つまり、年間約6000円ほどの出費と引き換えに、シェーバーのメンテナンスから解放されていることになります。
人によってこれを高いと感じるか安いと感じるかは異なるかと思いますが、私のような庶民には少々高く感じます。
「この容器に洗浄液を継ぎ足せれば再利用できるのに・・・」と、BRAUNユーザーなら誰しもが一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
そう、プリンターの互換インクのような「庶民の味方」が存在してくれれば、どれだけ助かることか。それに、毎月このカートリッジを廃棄するのって、ちょっと環境的にもやさしくない気がするんですよね。
BRAUNシェーバー洗浄器用の互換洗浄液「Cleanu(クリンニュ)」
そんな我々の思いを知ってか知らずか、BRAUNシェーバー用に唯一販売されているのがこちらのCleanu(クリンニュ)という互換洗浄液。
一本あたり1999円でカートリッジ6個分の容量が入っており、カートリッジ容器へ補充して使用することができます。
除菌率も99.999%(日本食品分析センターにて試験) というお墨付き!
安全データシートも公開されています。▶http://e-idea.jp/sds/
成分を見比べてみると、どちらも潤滑剤・香料を含んだエタノール(94%)であることは同様です。(危険等級Ⅱに該当するアルコール類ですのでもちろん火気は厳禁)
ちなみに、BRAUN純正カートリッジはアイルランド製ですが、Cleanuは日本製と記載されています。
この手の商品は中国製も多い中、毎日肌に触れるものが日本での製造というのは安心感がありますね。
使用方法・詰め替え方
使用方法は単純で、使用済みのカートリッジに液体を入れ直すだけです。
ここで最も重要なのが、詰替の前にカートリッジをしっかりと洗い清潔にしておくこと。
古い洗浄液を捨てたら水道水を流し込んでシェイクし、できるだけフィルター部分に詰まったヒゲクズを取り除いておきます。フィルター部分は容器から取り出すことができないため、何度も繰り返し根気よく濯ぐ必要があります。
この作業はちょっとした手間ですが、コストを抑えるには致し方無いところ。
注ぎ口が大きいため、ボトルからカートリッジに注ぐ際はこぼれないように注意が必要です。
漏斗のようなものを洗浄したペットボトルを切り抜いて作っておくと便利。飲み口がちょうどカートリッジの穴の大きさにピッタリです。
注ぐ量は、純正カートリッジの容量が170ml、容器の重さも含めると約197gというのを目安にすると良いかと思います。入れすぎると洗浄中に溢れる危険がありますが、ちょっと足りない分には問題ありません。
Cleanuは1ボトルが1000mlのため、約166mlほど注げば6回分使用できる計算です。
最初は計量カップに移してから注ぐか、クッキングスケールなどで重さを見ながら注ぐことをおすすめします。
油性マジックでおおよその位置をマーキングしておくと、次に詰め替える時はいちいち測る手間が省けます。
互換洗浄液で一体どのくらい節約できる?
洗浄液6ヶ月分 | |
BRAUN純正の6個入りパッケージは、店舗やセール時期などによって価格にばらつきがありますが約3200円~3800円ほどで販売されています。一方の互換洗浄液はAmazon・楽天ともに1,999円(2017/07/19 時点)で販売中。
カートリッジを洗い詰め替える手間はあるものの、1200円以上の節約になるのは大きいですね。
しかし、カートリッジのフィルターを直接取り出して洗うことはできないため、1個のカートリッジでせいぜい2、3回ほどの詰め替えで交換していくのが衛生面的にも良いのではと感じました。
参考までに個人的には以下のように使い回しています。BRAUN純正の2個入りカートリッジが1000円程度なので、互換洗浄液と併せて3000円ほどで8ヶ月持たせることができます。
1ヶ月目(カートリッジ交換) | BRAUN純正(1個目) |
2ヶ月目 | 詰め替え(ボトル1/6) |
3ヶ月目 | 詰め替え(ボトル2/6) |
4ヶ月目 | 詰め替え(ボトル3/6) |
5ヶ月目(カートリッジ交換) | BRAUN純正(2個目) |
6ヶ月目 | 詰め替え(ボトル4/6) |
7ヶ月目 | 詰め替え(ボトル5/6) |
8ヶ月目 | 詰め替え(ボトル6/6) |
これがもし、毎月純正カートリッジを使用した場合は約4000円ほどの出費になるため、その差は約1000円ほど。
2年間(24ヶ月)このサイクルで回せば3000円ほどの節約になります。(2ボトルまたは3ボトルまとめ買いすると更にコストは安くなります)
詰替の手間をかけて節約するか、純正カートリッジを使い続けて利便性をとるかは悩みどころですが、2年間で3000円ほど節約できたならば、ちょうど替刃の交換時期に浮いたお金で刃を交換!なんてことも考えられますよね。
カートリッジの廃棄サイクルも減り環境にもやさしく、さらにお財布にもやさしい互換洗浄液の存在はとてもありがたいです。もう少し価格が安ければ・・・とは思いますがそれは贅沢でしょうかね。
【追記】クリンニュが品薄に。代替品としては「シェーバーウォッシュEX」がおすすめ
追記:2020/12/01
コロナ禍の影響かAmazonや楽天市場でクリンニュの欠品が続いています。公式サイト(http://www.e-idea.jp/cleanu.html)では販売中止の案内はありませんが、現状では販売しているところを見つけるのが難しくなっています。
代替品としては株式会社ケイ・シー・アール販売の「シェーバーウォッシュEX」があります。こちらも潤滑剤・香料を含んだエタノール(94%)で日本製です。同容量のクリンニュより少し価格が高いですが2本セット、3本セットだと1本買うよりも割安になります。
詰替方法は本記事で紹介したクリンニュと同じです。
毎年、各メーカーの最新モデルを複数購入しているシェーバーマニア。「深剃り向き」「敏感肌向き」「携帯向き」のおすすめのシェーバー、さらには「敢えておすすめしないモデル」まで解説します。最近のレビュー記事等はこちら。シェーバー選びの際は是非ご参考ください。