PHILIPS ヒゲトリマーの性能比較表(2016-2017-2018年モデル)
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【2016、2017、2018年モデルからどう選べば良い?】
PHILIPSのヒゲトリマーは2016年に3モデル、2017・2018年に各1モデルが発売。2016年モデルが「吸引機能」、「防水モデル」、「チタンコーティング刃採用」など多彩なラインナップだったのに対し、翌年・翌々年は価格を抑えめにしたスタンダードモデルが発売されています。
性能重視であれば2016年のナインナップ、価格重視であれば2017・2018年のラインナップから選ぶのがおすすめです。
【2016年モデル】BT7220/15・BT5204/15・QT4012/15 の性能比較表
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発売年 | 2016年 | 2016年 | 2016年 |
モデル名 | BT7220/15 | BT5204/15 | QT4012/15 |
カット対応長さ | 0.5~10mm (0.5mmごと) | 0.4~10mm (0.2/0.5/1mmごと) | 0.5~10mm (0.5mmごと) |
細部用コーム | L:5mm、M:3mm | - | - |
細部トリマー | ◯ | - | - |
刃の種類 | ステンレス刃 | ステンレス刃 | チタンコーティング刃 |
ヒゲ吸引システム | ◯ | - | - |
本体水洗い | 刃・コームのみ水洗い可 | ○(IPX7) | 刃・コームのみ水洗い可 |
充電時間 | 1時間 | 1時間 | 1時間 |
使用可能時間 | 約80分 | 約60分 | 約60分 |
電源方式 | 充電交流式 | 充電交流式 | 充電交流式 |
充電残量表示 | 3段階表示 | 充電催促ランプ | 充電催促ランプ |
電池の種類 | リチウムイオン | ニッケル水素 | ニッケル水素 |
本体重量 | 172g | 180g | 146g |
ポーチ付属 | ◯ | - | ◯ |
販売先 | Amazon 楽天市場 | Amazon 楽天市場 | Amazon 楽天市場 |
搭載される刃の違い
刃の種類が「チタンコーティング刃」と「ステンレス刃」の2種類があります。フィリップスのヒゲトリマーでチタンコーティング刃を採用しているモデルはQT4012/15。
チタンコーティング刃 | ステンレス刃 |
耐食性に優れ、錆びにくい。 | 強度が高く、切れ味も良い。 |
■チタンコーティング刃のメリットとしては、錆びにくい・切れ味が長持ちなどが挙げられます。デメリットとして、衝撃を加えたり固い物質が挟まるとスレンレス刃に比べ刃こぼれしやすいという特徴もありますが、ヒゲトリマーとしての用途では落としたりしない限り、気になる短所にはなりません。
■ステンレス刃は切れ味が落ちやすいのかと思われるかもしれませんが、フィリップス独自の「自動研磨システム」の採用により切れ味が落ちにくくなっています。チタンほどではありませんがステンレス刃も錆びにくく、これといった欠点もありません。一般的にはチタンよりも研磨されたステンレスのほうが切れ味が良いとされます。
使用後に水洗いや乾燥といったメンテナンスさえできれば、どちらの刃が採用されているモデルを選ぶかはあまり深く気にしなくても良いかと思います。ただし、「使用後につい放置してしまう」という人はチタンコーティング刃を選ぶメリットは大きいでしょう。
また、チタニウム刃は金属アレルギーを起こしにくいとされていますが実際に肌に当たる部分はどのモデルもステンレス素材ですのでご注意ください。
長さ調節の違い
本体にはカットする長さを調節するホイールがあります。最短で0.4または0.5mm、最長で10mmに設定でき、部位に合わせて好みのヒゲの長さにトリミングが可能です。
モデル名 | 段階数 | 調節リングの目盛り単位 |
BT7220/15 | 20段階 | 0.5~10mm:0.5mm単位 |
BT5204/15 | 17段階 | 0.4~1mm:0.2mm単位 1~5mm:0.5mm単位 5~10mm:1mm単位 |
QT4012/15 | 20段階 | 0.5~10mm:0.5mm単位 |
BT7220/15のみ、別途で細部用トリマーヘッドに付け替え可能な細部用コームが付属します。細部用コームは3mmと5mmの2種で、細かな部分をトリミングしやすいサイズ。細部用トリマーとはヒゲの輪郭を作ったり、伸び過ぎたモミアゲをカットする際に便利なキワゾリ刃です。
バッテリーの違い(リチウムイオンとニッケル水素)
BT7220/15の内蔵バッテリーがリチウムイオン電池(Li-Ion)なのに対し、BT5204/15とQT4012/15は比較的コストの安いニッケル水素電池(Ni-MH)を内蔵しています。
一般的にニッケル水素電池の欠点として自己放電によるバッテリー容量低下や、継ぎ足し充電により本来の充電容量が低下してしまう「メモリー効果」が挙げられます。また、重量もリチウムイオン電池に比べ重いです。
自己放電とは?
バッテリーは使用しなくても、時間の経過と共に徐々に充電された電気を放電します。ニッカド電池>ニッケル水素電池>リチウムイオン電池の順に自己放電率は高くなります。
メモリー効果とは?
ヒゲトリマーのバッテリー容量がある程度残っている状態で放電を止め継ぎ足し充電を行うと、継ぎ足し始めた付近の容量を記憶(メモリー)するようになります。その後の使用で容量付近までくると電圧が低く推移しパワー不足に陥ることがあります。この現象がメモリー効果と呼ばれています。
リチウムイオン電池は自己放電(使用していないときに電池が減ること)やメモリー効果が、ほとんど無視できるレベルです。その分製造コストが高く、安価なモデルには搭載されません。
ニッケル水素電池を内蔵するメリットは、残念ながらコストを抑えられる以外にありません。ですので販売価格もニッケル水素電池を採用したBT5204/15、QT4012/15が価格は抑えめです。
使用時間の違い
3モデルとも1時間でフル充電。最も使用可能時間が長いモデルは最上位モデルのBT7220/15です。
ちなみに3モデルともすべて「充電交流式」のためコードレスでの使用はもちろん、パワーが落ちてきたと感じたらコードから給電しながら使用することが可能です(お風呂場など水気の多い場所は除く)。
本体を丸ごと水洗いできるモデル
3モデル中、BT5204/15のみ防水構造IPX7基準*をクリアしているため本体丸洗いが可能です。他2モデルは、刃やコームを本体から取り外して水洗いができます。
BT5204/15はお風呂場などでの使用が可能です。ただし、感電防止のためACコードを繋いだままの使用は避けて下さい。
*:社団法人日本船舶品質管理協会 製品安全評価センターにてIPX7基準(水深1メートルに30分間水に浸けても有害な影響を生じる量の水の浸入がない)検査をクリア。
ヒゲ吸引システムを搭載した最上位モデル「BT7220/15」
ヒゲトリマーを使用した際、頭を悩ませるのが飛び散るヒゲくず。硬いヒゲは性質上どうしてもカットと同時に周囲に撒き散らしがちです。
お風呂場などでカットすればシャワーのついでに足元を洗い流してしまえば良いですが、ヒゲを整える度にお風呂場へ行くのも億劫だという人は多いはず。かといって、洗面所でカットしたヒゲの後片付けは面倒です。
BT7220/15はフィリップスが日本市場で初となる「ヒゲ吸引システム」を採用したヒゲトリマー。本体内部にカットしたヒゲを最大90%*吸い込み、周囲への飛散を防ぐことで、面倒な片付けの手間を圧倒的に減らしてくれます。*PHILIPS社の実験環境下でのテストによる数値
【2017-2018年モデル】QT4000/15・BT3206/14 の性能比較表
発売年 | 2017年 | 2018年 |
モデル名 | QT4000/15 | BT3206/14 |
カット対応長さ | 1~10mm (1mmごと) | 0.5~10mm (0.5mmごと) |
刃の種類 | ステンレス刃 | ステンレス刃 |
水洗い | 刃・コームのみ水洗い可 | 刃・コームのみ水洗い可 |
充電時間 | 10時間 | 1時間 |
使用可能時間 | 約45分 | 約60分 |
電源方式 | 充電式 | 充電交流式 |
充電残量表示 | - | 残量少/満充電/充電中 |
電池の種類 | ニッケル水素 | ニッケル水素 |
本体重量 | 106g | 122g |
ポーチ付属 | - | ◯ |
販売先 | Amazon 楽天市場 | Amazon 楽天市場 |
2017年モデルであるQT4000/15、2018年モデルのBT3206/14は、どちらもステンレス刃・ニッケル水素電池搭載のヒゲトリマー。
2016年モデルに比べ性能に優位性は無いものの、比較的価格が抑えられたエントリーモデルとなっています。
長さ調節の違い
長さ調節は本体のホイールで行います。QT4000/15は1mm刻み、BT3206/14は0.5mm刻みで調節可能。
使用時間・電源方式の違い
2モデルともニッケル水素電池を搭載。
・QT4000/15は急速充電が備わっていないため充電時間が10時間と長く掛かる点は要確認。
・BT3206/14はコードレス&給電しながらでも使用することができる「充電交流式」なのに対し、QT4000/15はコードレスでのみ使用できるタイプです。
ヘッド・コームは取り外して水洗いOK
2モデルとも刃やコームは本体から取り外して水洗いができます。本体の水洗いは不可のため定期的なブラッシングが必要となります。
【2016年モデル】ラインナップ一覧
【2017・2018年モデル】ラインナップ一覧
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【関連リンク】
・株式会社フィリップス・ジャパン
http://www.philips.co.jp/