全身をこれ1台で!PHILIPS「マルチグルーミングキット 7000シリーズ MG7720/15」の機能を簡易レビュー
2018/09/03
▼目次
PHILIPSの新しくなったマルチグルーミングキット 7000シリーズ MG7720/15を試してみました。これ一つのパッケージでヒゲ、髪の毛、全身のムダ毛、さらには鼻毛や耳毛まで処理することができます。
しっかりと整えておかねば不快感を与えかねない体毛。しかし、ヒゲ用にシェーバーやヒゲトリマー、鼻毛用に鼻毛カッター、ムダ毛用にボディシェーバー・・・など色々と揃えるのも大変。
それに、ただでさえ歯ブラシやシェーバーなどで場所を占領しがちな洗面所周り。様々なケア用品を買ったは良いものの置き場に困ることもしばしば。
PHILIPSからはそれぞれ単体でヒゲトリマーや鼻毛カッター、ボディグルーマーなども販売されており、実際に私もいくつか所有していますが、それらをすべて洗面所に並べると散らかってカオスな状態に。
1台で全身に対応するPHILIPSのマルチグルーマーMG7720/15
そんな方に試してもらいたいのが、1台で何役もこなせるマルチグルーマー。豊富なアタッチメントでヒゲトリマーにもボディグルーマーにも変身するため、「なんだか色々揃えるのは億劫・・・」なんて方にはオススメです。
いやいや、そのアタッチメント片付けるの大変じゃないの?
安心して下さい、ポーチが付いてます(雑)。
マルチグルーマーの使用イメージ
コードレスで使用できるため基本的に場所を選びません。といっても毛クズは飛び散るので、洗面所やお風呂場での使用が望ましいですね。
防水設計のためシャワー中でも使用でき、後片付けやメンテナンスも非常に手軽。
多種多様な付属品はポーチにまとめて収納
MG7720/15は部位に合わせてアタッチメントを交換する方式のため、付属品が多めです。
パッケージの内容物は以下の通り。
・本体/充電アダプター
・フルメタルトリマー
・フルメタル細部トリマー
・ミニ網刃シェーバー
・鼻毛/耳毛トリマー
・ボディー用トリミングヘッド
・ヒゲトリミング用コーム (3個)
・ヘアートリミング用コーム (3 個)
・ボディートリミング用コーム (2 個)
・掃除用のブラシ/収納ポーチ
・取扱説明書(保証書)
付属のポーチにはアタッチメントなどをすべて収納可能。本体や充電ケーブルなども一緒に入れておけます。
普段よく使うアタッチメントは装着しておき、使用頻度の少ないものは一つにまとめておくと洗面所も散らからずに良い感じ。薄手の生地なので多少ガチャガチャするのは致し方ないところでしょうかね。
PHILIPS製品は2年間保証
取扱説明書の裏面は保証書になっているため、ゴミ箱に捨てないようにしましょう。PHILIPS製品は購入時から2年間の保証が付きます。レシートや領収書と一緒に保管しておくと安心。
「MG7720/15」外観レビュー
本体のデザインは極めてシンプル。操作もボタン一つのオンオフだけです。
こちらは旧モデルのQG3380。比べてみても今回のモデルのほうがスッキリと洗練された印象を受けますね。
ボタン周りはラバーで覆われており、握ったときに滑りにくくなっています。
裏面にもギザギザがありグリップ感は良し。お風呂場でも使えるモデルですので、滑りづらさは重要です。
コードレスで使用できる充電式
充電端子は本体の下部にあります。この位置だと本体を立てながら充電ができないため、次期モデルでは充電スタンドなどを期待したいところ。
バッテリーは「充電式」であり、コードレスでのみの動作。バッテリーを充電しながらの使用はできません。
旧モデルに比べ駆動時間が2倍以上に!
旧モデルにあたるQG3380(2013年)ではニッケル水素電池が採用されていましたが、MG7720/15ではパワフルなリチウムイオンバッテリーに変更され駆動時間が120分と大幅にアップしています。
モデル | MG7720/15 (2018) | QG3380 (2013年) |
搭載バッテリー | リチウムイオン | ニッケル水素 |
充電時間/使用時間 | 1時間/120分 | 1時間/50分 |
電源方式 | 充電式 | 充電式 |
トリミング中に「あ、充電が切れた・・・!」なんて最悪ですからね(汗) 120分なら全身のケアにも十分なバッテリー容量です。
自動研磨式の45°ダブル鋭角刃
メインで使うことになる大きなステンレス刃。45°ダブル鋭角刃で様々な体毛をシャープにカットします。
自動研磨式のため水洗い後のオイル差しが不要な点も嬉しいポイント。
使い方広がる豊富な付属アタッチメント
本体に直接取り付けるアタッチメントが4つ。さらにコーム類が8つ。
一体どれがどれだか・・・と困惑してしまうかもしれませんが、コームは緑色がボディ、グレーがヒゲ、黒がヘアー用と色分けされています。
アタッチメントの取り付け方
コームの取り付け方は簡単。トリマー刃の上から被せるように引っ掛け、カチッと音がするまで押し込みます。
取り外しの際は逆に押し上げるだけ。
ボディートリミング用コーム・トリミングヘッド
体毛を整える際に使用するアタッチメントは、緑色のコームの3mmか5mmを使用します。
スネ毛や胸毛などの生えている向きに逆らうよう滑らせるのがうまくカットするコツ。場所によって生えている方向は様々ですので、剃り残ってしまう場合は左右・上下と動かす向きを変えてみましょう。
さらに短くしたい場合はボディー用トリミングヘッドを使用します。
プロテクターが付いているため刃が肌に直接触れず、セーフティな処理が可能です。
ヒゲトリミング用コーム
ヒゲトリミング用コームは、1mm・2mm・3~7mm(調節式)の3種類。
均一な無精髭を作るのなら1mm・2mm、ある程度ボリュームを持たせたい場合は3~7mmのコームが最適です。最初は仕上がりイメージも湧きづらいと思いますので、いきなり短くせず長めの設定から始めると良いでしょう。
長さ調節は小さなレバーをカチカチッとスライドする仕組み。3~7mmの範囲で1ミリ単位の調節ができます。
フルメタル細部トリマー・ミニ網刃シェーバー
ヒゲのデザインを細かく整える際は「フルメタル細部トリマー」や「ミニ編刃シェーバー」にヘッドチェンジ。トリミング後の仕上げや、ヒゲの輪郭を整えるのに活躍します。
ヘアートリミング用コーム
ヘアートリミング用のコームは9mm、12mm、16mmの3種類。
伸びてきたモミアゲやツーブロック部分の簡単な手入れにも最適。ちょっとだけ短くするためにサロンに行くのは勿体無いですからね。
ただし、襟足や後ろ側は難易度が高く、あわせ鏡で慎重に行うか誰かに手伝ってもらうのが吉。こちらもいきなり短くはせず長めの16mmから始めましょう。
鼻毛/耳毛トリマー
鼻毛・耳毛用のアタッチメントでエチケットカッターにも変身。刃は肌に触れてもセーフティーな構造のためハサミを使うより手軽かつ安全に処理できます。
使い方は鼻の中でクルクルと回すだけ。耳毛の際も動かし方は同じです。
市販の鼻毛カッターの殆どは乾電池式なのですが、MG7720/15はリチウムイオン電池搭載のおかげか非常にパワフル。鼻毛が刃に引っかかってイタッ!(泣)なんて思いもせずに済みます。
MG5730/15、MG3720/15との違いは?
今回紹介したPHILIPSのマルチグルーマー MG7720/15、実は下位モデルとしてMG5730/15(5000シリーズ)、MG3720/15(3000シリーズ)の型番が販売されています。
それぞれの大まかな違いは以下の通り。
モデル | MG7720/15 | MG5730/15 | MG3720/15 |
バッテリー | リチウムイオン | ニッケル水素 | ニッケル水素 |
充電時間/ 使用時間 | 1時間/120分 | 16時間/80分 | 16時間/60分 |
電源方式 | 充電式 | 充電式 | 充電式 |
コーム類 | 12種 | 10種 | 6種 |
本体丸洗い | ○ | ○ | - |
浴室使用 | ○ | - | - |
3モデルともコードレスで使用できるタイプですが、大きな違いは内蔵バッテリー。下位モデルはニッケル水素電池が採用されており、充電時間が長く使用時間も短め。使用前には一晩近く充電しておく必要があるでしょう。
ちなみに3モデルとも交流充電タイプではないため充電しながらの使用はできません。
▶関連記事:「充電式と充電交流式の違い」と「バッテリーの違い(リチウムイオンとニッケル水素)」
また、防水性能にも違いがあるため要確認。
MG7720/15はシャワー中にも使用できますが、MG5730/15は浴室使用が不可、MG3720/15は防水加工されていないため水洗いできるのはコーム類のみです。
個人的にはパワフルなリチウムイオンバッテリー搭載のMG7720/15がイチオシですが、まずは価格が安いモデルで試してみたいという方には下位モデルは導入コストも安くおすすめです。
▶フィリップス・ジャパン公式サイトはこちら
https://www.philips.co.jp/
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