フィリップスの洗顔ブラシ「メンズビザピュア MS5075/17」を使用してみた感想・レビュー
2016/03/23
▼目次
PHILIPSの洗顔ブラシ「メンズ ビザピュア MS5075/17」を購入
PHILIPSというメーカーは男性用シェーバーだけでなく、女性向けにもフェイシャルケア製品を販売しています。
特に「ビザピュア」という洗顔ブラシのシリーズは手洗顔では落とせない毛穴の奥の汚れ・角栓や化粧落としにも最適なため、売れ筋の商品。口コミやレビューを見ても高評価が並んでおり、ずっと気になっていたアイテムでした。
ただ、「ビザピュア」シリーズはピンク色など淡い色使いのモデル展開で、THE女性向け!という感じ。我々男子からは手の出しにくい商品です。
そこで、ズル賢いPHILIPSさん。メンズ向けとしてカラーリングをマットなブラックに仕上げてくれましたよ!
モデルは「メンズビザピュア MS5075/17」というもの。これなら男性の部屋や洗面所に置いてあっても違和感がありませんね。
電気シェーバーや洗浄器と一緒に置いてもカラーリングのおかげで統一感があります。
もしかしたら、この洗顔ブラシヘッドをみてピンと来た方もいるのではないでしょうか?特にPHILIPSシェーバーユーザーの方!
そう、実は男性用シェーバーの7000シリーズや9000シリーズをはじめとするスマートクリックに採用された洗顔ブラシと実は同じなのです。
こんな感じでヘッドチェンジすれば回転式シェーバーが洗顔ブラシに変わる「スマートクリックシステム」。おでこや鼻周辺などオイリーなT字ゾーンの皮脂汚れを気持ちよく落としてくれるため、一度使うと病みつきになります。
「スマートクリック持ってるならビザピュア必要ないでしょ?同じでしょ?」と思われるかもしれません。はい、その通りです!と言いたいところなのですが、ビザピュアと回転式シェーバーの動きは若干差別化されています。
PHILIPSシェーバーのスマートクリックとの違いは?
基本的に、スマートクリックでも回転式シェーバーの動きでヘッドブラシが動くため、回転運動自体は同じです。ただ、ビザピュアの場合は「回転運動」に加え上下の「音波振動」の動きが採用されているのが特徴です。音波振動で毛穴の奥に詰まった汚れを浮き出し、回転運動でやさしく洗い上げるイメージです。
また、メンズ ビザピュア MS5075/17は2段階の回転数コントロールが搭載されています。7000シリーズなどは回転数をコントロールできませんが、9000シリーズは3段階コントロールなのでその中間になりますね。
私が「スマートクリック対応のシェーバー」を持っているのに「洗顔ブラシのビザピュア」を買った理由
個人的にスマートクリックを毎回付け替えるのが面倒だったというズボラな理由と、洗顔ブラシは頻繁に使うのでどうせなら洗顔専用のビザピュアを試してみたかったというのが購入の理由です。充電もポンッと立て置くだけですし、場所もそれほど取りません。
スマートクリックで洗顔中に充電が切れると肝心のシェービングを行うのに、いちいちシェーバー本体を充電しなくてはいけないですが、ビザピュアと2台持ちしておけばそんな心配も無くなりました。
「メンズ ビザピュア MS5075/17」の中身
メンズビザピュア MS5075/17の中身です。
・本体
・ノーマル肌用ブラシ(保護キャップ付き)
・敏感肌用ブラシ(保護キャップ付き)
・充電アダプタ
・充電スタンド
・クイックスタートガイド
・取扱説明書
・2年間の保証書
ビザピュアには角質ケア用やディープクレンジングブラシなども別売りされていますが、メンズビザピュアにはノーマル・センシティブの2種類が付属されています。
男性は化粧落としなどするわけでもないので、とりあえずは付属ブラシ2つで十分だと思います。(個人的に、【毛穴のケア用】ディープクレンジングブブラシを後から買い足しました)
故障の際は2年間保証を受けることができるため、保証書はレシートなどと一緒にしっかり保管しておきましょう。
取扱説明書もありますが、別途クイックスタートガイドが一枚入っています。絵だけの説明ですが(世界共通で伝わるからかと)これだけで使用方法は大体理解できるようになっていました。
絵では洗顔フォームを直接ブラシに乗っけていますが、ビザピュアに泡だて機能があるわけではありません。
事前に泡立てネットで泡をつくり、あとは普通に洗顔する流れで「手」のかわりに「ビザピュア」のブラシで優しく洗顔していきます。
ちなみに最近面白いと思った商品がこちら↓
モコモコの泡をつくりたい人にはおすすめですwメンズビザピュアの充電方法
充電は↑のスタンドにブラシを下にして置くだけです。約6時間の充電で30分の使用が可能。リチウムイオン電池搭載のため継ぎ足し充電なども気にせず行うことができます。
洗い過ぎ防止のため、一分間で自動で動作が止まる仕組みです。個人的には顔半分で一分は経過してしまうので、ちょっと短いかなという印象。
ボタンを押せばまた一分間稼働するのでそこまで手間には感じませんが、もう少し長くても良かったのではないかと思います。
完全防水使用のため、本体にACアダプタをつなぐような箇所はありません。接触式の充電端子により充電される仕組みです。念の為この部分の水気はよく拭いてから充電しています。
本体の外観です。IPX7基準*をクリアした防水性能で、錆びやすいネジなどが出ている場所が一切ないのが好印象。マットな質感なのでお風呂場でのグリップ感も程良いです。
*(水深1メートルに30分間水に浸けても有害な影響を生じる量の水の侵入がない)検査をクリア
ギザギザのラバー加工などしてあれば尚良かったかなぁと思うのですが、それだとスタイリッシュさや耐久性も損なわれそうなので難しいところでしょうか。
残念な点は筒状のため転がりやすいこと。お風呂場や洗面所などで一度手から離す場合、タオルや桶などに入れて落下させないように気をつける必要があります。
付属する「ノーマル肌用ブラシ」と「敏感肌用のブラシ」の違い
付属する「ノーマル肌用ブラシ」と「敏感肌用のブラシ」の2種。肌の質やコンディションに合わせて付け替えましょう。付け外しもポンッとワンタッチで簡単にできます。
左の青い毛が含まれているほうが「敏感肌用のブラシ」で、白一色なのが「ノーマル肌用ブラシ」です。どちらも毛穴より細く繊細な毛先になっていますが、「敏感肌用のブラシ」のほうがノーマルに比べ15ミクロン(0.015mm)ほど細くなっています。
ノーマルブラシは75ミクロン(0.075mm)、敏感肌用のブラシは50ミクロン(0.05mm)の毛先です。ミクロンって言われてもピンとこないですが・・・とにかくめちゃくちゃ細い。
この繊細なブラシがしっかりと密集しているため、気になりがな小鼻の汚れや黒ずみ、またオイリーな部分の汚れもしっかりと落としてくれます。
手洗顔だとどうしても毛穴の奥の汚れまでは落ちにくいのですが、ビザピュアの「回転運動と音波振動の動き」+「超極細のブラシ」の組み合わせにより、毛穴汚れまでしっかり取り除いてくれます。
個人的には敏感肌ということもあり、極細毛の「敏感肌用のブラシ」が気に入りました(青いほうのブラシ)。肌当たりはノーマルブラシに比べてもかなりソフトです。
さらに優しく洗いあげたい場合も、二段階の回転コントロールがあるので速度を落として押し付けすぎないように使用するのが良いと思います。
【総括】PHILIPSの洗顔ブラシ「メンズビザピュア」はどんな人におすすめか
ビザピュアを使う以前は、朝しっかり洗顔しても昼過ぎには脂っぽくなっていたのですが、手洗いからビザピュアに切り替え一週間ほど使用すると顔のテカリが改善されてきた気がします。
特に、気になっていた小鼻の毛穴汚れも落ち、以前は指でニュッと押すと出てきたような白い角栓も目立たなくなってきたので、肌質が多少は改善されてきたのかなと思います。やはり毛穴の汚れがだいぶ溜まっていたのでしょうか・・・。
ちなみに、洗顔フォームは特にお高いものではなく「ロゼット 洗顔パスタ 海泥スムース」というものを使用しました。選んだ理由も「アマゾンで売れ筋1位だったから」「安いから」という単純な理由です。
普段から使用しているお気に入りの洗顔フォームがある方はそちらを使用するのが良いでしょう。
↓のページでは比較的多くのユーザーに長く愛されている「売れ筋・人気の商品」をまとめてあります。
繰り返しになりますが、ビザピュア自体に泡立て機能のようなものはないため泡立てネットなどでしっかり泡立ててから使用する必要があります。面倒な方は泡で出てくるタイプの洗顔フォームが良いかもしれませんね。
使用するときのコツ・使用後のケアは?
メンズビザピュアは男のザラザラした古い角質も、ベタベタしたオイリーな毛穴よごれもしっかりと落としてくれます。手で顔を洗うのよりずっと効果的に洗浄してくれるため、若者のニキビ対策からおじさんのテカテカ肌まで対応できる優れものだと思います。
特に小鼻の毛穴汚れは落ちたのがわかりやすいので、効果が実感しやすいでしょう。
敏感肌の方は、あまり押し付けずに使用することがコツです。気持ちいいからと押し付けたり長時間同じ場所に当てすぎたりするとかえって肌を痛めてしまいます。(私も最初は調子に乗って洗顔しすぎて赤くなってしまいました)
使用後は皮脂も少なくなっているため化粧水やニベアなどの乳液で、しっかり保湿ケアしてあげましょう。このあたりはシェービングの後のケアなどと同じですよね。
毛穴汚れや角質を落とすことで肌が若々しく感じるだけでなく、自分で触った時に不快感がないのも嬉しいです。特に驚いたのが、電気シェーバーを使用した時に出ていた「白い皮質」が圧倒的に少なくなったこと。
以前は髭と一緒にポロポロと剥がれガサついていたのですが、ビザピュアは皮脂汚れを落とすのと同時にピーリング効果もあるのではないかと思います。
既にPHILIPSのスマートクリック対応シェーバーを持っている人は買いなのか
PHILIPSの9000シリーズや7000シリーズなど、また過去のスマートクリック対応モデル(センソタッチ3Dなど)を持っている方は付属や別売りの洗顔ブラシRQ585/51を付けることで、ビザピュアのような洗顔ブラシに早変わりします。
▶スマートクリック対応モデル一覧(2018/08/17時点)
このアタッチメントさえあればビザピュアのブラシも付けることができるため、スマートクリック対応シェーバーを所持している方はあえてビザピュアを購入するメリットは少ないかもしれません。
例えばこのように、スマートクリックの台座にビザピュアの「敏感肌用ブラシ MS591/51」を装着することも可能です。(画像で使用しているシェーバーは7000シリーズ)
実際に交換の様子と動作の様子をYouTubeにあげてみましたので、ご参考までにどうぞ。
ただ、所持しているシェーバーが回転数を変えられないモデルの場合、ビザピュアのように二段階コントロールで「しっかり洗浄」、「肌に優しく洗浄」と切り替えることができません。(9000シリーズ上位モデルは三段階切り替えができるためビザピュアより細かく設定できます)
また、そもそもPHILIPS回転式シェーバーには音波振動が搭載されていないため、ビザピュアのように微細な上下の動きがありません。ですので、回転+振動といった三次元の動きで汚れを取り除くビザピュアのほうが洗浄力自体は優れていると思います。
個人的には「洗顔ブラシを頻繁に使う」、「スマートクリックを毎回付け替えるのが面倒」という理由で購入しましたが、充電スタンドもコンパクトでしたのでシェーバーとの2台持ちもそこまで苦になりません。もし、スマートクリックシステムで洗顔ブラシが気に入った!毎日使い続けたい!といった方であればビザピュアを買う価値はあるかと思います。
もちろん往復式シェーバー使用者で洗顔ブラシ未経験の方にもおすすめです。特に髭が濃い・固いといった人はシェービング前の洗顔で髭が水分を含み柔らかくなるため、肌に優しくスムーズなシェービングが可能になります。洗顔→シェービングの流れを行うウェット剃り派には特におすすめです。
【関連リンク】
・株式会社フィリップス・ジャパン
http://www.philips.co.jp/
毎年、各メーカーの最新モデルを複数購入しているシェーバーマニア。「深剃り向き」「敏感肌向き」「携帯向き」のおすすめのシェーバー、さらには「敢えておすすめしないモデル」まで解説します。最近のレビュー記事等はこちら。シェーバー選びの際は是非ご参考ください。