【Gillette・Schick・NIVEA】各社のおすすめシェービングフォームを徹底比較レビュー
2017/01/11
▼目次
T字カミソリはもちろんのこと、ウェット剃り対応の電気シェーバーにも欠かすことの出来ない存在、シェービングフォーム。
肌との摩擦を防ぎつつヒゲを柔らかくする効果もあるため、肌が弱いけれども深剃りしたい!という男性にとって強力な味方です。
■フォーム(泡)タイプの特徴
・空気を含んだやさしい泡でしっかりと肌を保護できる
・垂れにくく洗い流しやすいため洗面所で使用しやすい
・水分を足すことで好みの硬さに調節しやすい
シェービングフォームとジェルの違いは?
一方で、ジェルタイプも多く販売されていますよね。泡タイプとの大きな違いはその水分量。
一般的なシェービングフォームは、洗顔によって肌と髭に水分を含ませた後に使用するのが効果的なのに対し、ジェルタイプはそれ自体が髭に水分を与えるため、前準備なく使用できる手軽さがあります。
また、ジェルは乾きにくく、剃っている最中でもヒゲを確認しやすいため、シェービングし始めたばかりの人には最適です。
ただし、ジェルタイプは非常によく滑るため、肌を引っ張ったり押さえながら剃ろうとすると、ヌルっと手が滑ってしまいます。
そのため、シェーバーのドライ剃りのように、肌を引っ張り「髭出し」を行いながら深剃りするには、泡タイプのシェービングフォームが適していると言えます。
洗面所でシェービングする場合も、洗い流しやすい泡タイプのほうが使い勝手は良いでしょう。
肌に優しいシェービングフォームは探すのにも一苦労。おすすめは一体どれ?
シュッと出すだけで使い方も簡単なシェービングフォーム。石鹸や洗顔フォームを泡立てて剃る派の人も多くいますが、肌が弱い・敏感肌の人は石鹸の成分でヒリヒリしたり赤くなることがあるため、おすすめしません。
また、ジェルタイプのものはメントールやゲル化剤による刺激が多い傾向があるため注意が必要です。
刺激が強い成分や肌に合わない成分は肌荒れを起こす原因となります。石鹸や洗顔フォームで剃って何も問題が起きない人がいる一方、敏感肌の人は「自分の肌・髭に合ったシェービングフォーム」を探し当てるまで、結構苦労します。
記事を書いている私自身も酷い敏感肌であり、石鹸剃りが御法度なのはもちろん、昔ながらのメントールやアルコール成分が強いシェービングフォームはヒリヒリして赤くなってしまいます。
今回は、ドラッグストアやAmazon、楽天市場などでも容易に入手できるシェービングフォームから、「比較的肌に優しいもの」を3つに厳選し、それらを比較検証してみました。
T字カミソリ派、電気シェーバー派問わず、シェービングフォーム選びに悩んでいる方のご参考になれば幸いです。
*あくまでも個人的な感覚による記述を含みます。人それぞれ感じ方や「肌に合う・合わない」はあるため、ご参考までにご覧下さい。
比較的入手しやすい3メーカーから、おすすめのシェービングフォームを3種類チョイス!
今回、ご紹介するシェービングフォームはGillette、Schick、NIVEAから以下の3種類。どれも高圧ガスタイプのもので、使用前によく振って手のひらに出します。冬場などは缶が冷えガスだけが抜けやすいため、十数回よく振ってやる必要があります。
■Gillette シェービングフォーム ピュア&センシティブ
容量:245g
*参考価格(Amazon): ¥ 409
■Schick HYDRO シェービングフォーム
容量:250g
*参考価格(Amazon): ¥ 500
■NIVEA MEN シェービングフォーム スムース
容量:195g
*参考価格(Amazon): ¥ 427
*参考価格:2017/07/22 記事執筆時点
※全成分・使用上の注意などは【公式サイト】から製品メーカーサイトでご確認頂くようお願い致します。
■Gillette シェービングフォーム ピュア&センシティブ
Gillette シェービングフォーム ピュア&センシティブ(以下、Gillette)は、オーストラリア産のシェービングフォーム。3つの中で最も弾力があり、まとまりの良い硬めの泡。そのままだと少々伸びが悪い印象を受けますが、お湯で水分を含ませることでしっとりと肌に馴染みます。好みの硬さに調節して使うと良いでしょう。
容量は245g。容器がアルミ缶のため錆びにくく、お風呂場でシェービングする習慣のある人にも最適。キャップ形状は大きめですが、柔らかいプラスティックなので片手でも開けられます。ガス圧が強いのか、油断すると結構な量が出てしまうため注意。
センシティブ肌向けとありますが、メントールが配合されておりスースーします。剃っている最中、若干のヒリヒリ感を感じました。私の場合赤くなるほどでは無かったものの、人によっては合わない可能性もあるかと思います。
微香料タイプなので、ほかの2つに比べると鼻につく嫌な香りは感じません。若干、メントール臭があり全く香りが無いわけではありませんが、他のものに比べれば香りが少なめ。香りのきついシェービングフォームが苦手な方は、選択肢の候補に入るかと思います。
【公式サイト】:ジレット シェービングフォーム ピュア&センシティブ
■Schick HYDRO シェービングフォーム
Schick HYDRO シェービングフォーム(以下、Schick)は、タイ産のシェービングフォーム。非常に柔らかくて伸びも良く、しっとりとした泡が長持ちするため(後述)、洗面所での使用にも最適です。
容量は250g。容器がスチール缶のため、お風呂場に置いておくと錆びやすいのが残念。浴室に放置しておくとサビが跡になるので気をつけましょう。また、キャップが固く片手で開けるのは困難です。
個人的には嫌な香りではありませんが、シトラス系の香りが強く好みが分かれるところでしょうか。洗い流せば香りは残りませんが、シェービング中は結構鼻につく香りがします。
シェービング中は水分を足さずとも伸びが持続するため、じっくり時間をかけて丁寧に剃りたい人におすすめだと感じました。個人的にはヒリヒリ感もほとんどなく、マイルドな使い心地は好印象。
また、洗い流す際の泡切れも良く、忙しい朝でも洗面所でサッと洗い流しやすいです。
2種のヒアルロン酸(うるおい成分)を配合しているためか、洗い流したあとには肌がしっとりした感じがします。
【公式サイト】:シック ハイドロ シェービングフォーム
■NIVEA MENシェービングフォーム スムース
しばらくNIVEAのラインナップから外れ発売休止していた、NIVEA MENシェービングフォーム(以下、NIVEA)は2016年に待望の復活。ドイツ産です。
泡は前述した2つの中間程度の柔らかさで、モチモチとしており肌に馴染みやすい印象。
容器はお風呂場に置いておいても錆びにくいアルミ缶。キャップが小さめなので片手でも簡単に開けることができ、洗面所・お風呂場のどちらの環境でも使い勝手が良いフォームです。容量は195gとちょっと少なめ。(Gilletteのほうが安くて容量も多い)
ムスク系?の香りが強く、これまた好みが分かれそう。鼻下を剃っている最中には結構ツンときます。
NIVEAのローション等にも含まれているカミツレ花エキス・グリセリン(うるおい成分)が含まれているためか、洗い流したあとはしっとりした感じ。
ノンアルコール・ノンメントールでシェービング中の肌への刺激も少なく、敏感肌の人におすすめです。
【公式サイト】:ニベアメン シェービングフォーム スムース
筆者による個人的な評価
Gillette シェービングフォーム ピュア&センシティブ | Schick HYDRO シェービングフォーム | NIVEA MEN シェービングフォーム スムース | |
弾力 | 硬め | 柔らかめ | やや硬め |
香りの種類 | メントール系? | シトラス系 | ムスク系 |
香りの強さ | 弱め | 強め | 強め |
刺激の強さ | |||
しっとり感 | |||
洗い流しやすさ | |||
容器 | アルミ | スチール | アルミ |
生産国 | オーストラリア | タイ | ドイツ |
容量 | 245g | 250g | 195g |
=Amazon =楽天市場 | レビュー 感想 | レビュー 感想 | レビュー 感想 |
の数などはあくまで筆者の主観での評価です。髭質や肌によって感じ方は個人差がありますのでご了承ください。
シェービングフォームは高圧ガスを使用した可燃性の製品であるため、最低限以下のことを守りましょう。
・直射日光の当たる所、火気等の近くなど40度以上となる所に放置しない。
・火気を使用している室内で大量に使用しないこと。
・使い終わった缶は、火気の無い戸外で噴射音が消えるまでボタンを押し、ガスを抜いて各市町村ごとに定められたルールに従い廃棄しましょう。
【参考URL】正しいごみへの出し方:一般社団法人日本エアゾール協会
【備考】シェービングフォーム(泡)の乾きやすさを比較!乾きにくいのはどれ?
個人差もありますが、しっかり丁寧にシェービングするためには10分程度、場合によっては更に時間をかけることもあるのではないでしょうか。シェービングフォームを使用している時に困るのは、「時間が経つと泡が乾いてくる」こと。ジェルタイプと違い泡タイプは乾きやすいです。
もちろん、お湯などで水分を足しながら調節してやることで、どのシェービングフォームも好みの硬さにはなります。ですが、そのままの状態で乾き方にどのくらい差があるのか興味があったため、3つの乾きやすさを比較してみました。
室温18℃で10分ほど放置した状態の泡を触ってみると、GilletteとNIVEAがすでに粉っぽくなっているのに対し、Schickはまだまだ余裕で伸ばすことができました。
ゆっくり時間を掛けて剃るタイプの人は、途中で泡を足す手間も減るSchiskがお薦めと言えます。
15分経過するとその差は歴然でした。GilletteとNIVEAはほぼカピカピになり、伸ばすことは不可能。
一方でShick(写真中央)だけは、まだまだしっとり感が残っています。成分のヒアルロン酸やグリセリン量が影響しているのでしょうか。
結果的にはShickが3つの中では、最も乾きにくいシェービングフォームということになります。
ただし、お風呂場など湿度の高い場所で使用すれば、この差はそこまで気にはなりません。かえってShickは柔らかすぎて調節しずらい、ベチャベチャになりやすいと感じる場面もあるかと思います。
GilletteやNIVEAのように水分量が少なく、弾力があるものはその分保護性に優れているとも言えますし、自己で柔らかさをコントロールしやすいメリットがあります。「乾きやすい=悪いシェービングフォーム」というわけではありません。
結局のところ、自分の髭質や肌に合わせて「水分量をコントロールする感覚」を身につけるのが大事ですね。これは便利な電気シェーバーを使う際もカミソリの場合も同じことが言えるかと思います。
ご注意:当サイトの商品情報はお客様が商品を選ぶ際に参考にしていただくためのものであり、医師や薬剤師およびその他の資格をもった専門家の意見に代わるものではありません。使用前には商品ラベルや注意書きをよく読み、アレルギー体質の方や肌に疾患のある方などはかかりつけの医師にご相談のうえご購入ください。使用後に何らかの体の不調がみられた場合は使用を中止し、医師や薬剤師に相談してください。
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毎年、各メーカーの最新モデルを複数購入しているシェーバーマニア。「深剃り向き」「敏感肌向き」「携帯向き」のおすすめのシェーバー、さらには「敢えておすすめしないモデル」まで解説します。最近のレビュー記事等はこちら。シェーバー選びの際は是非ご参考ください。