海外旅行先で電気シェーバーの変圧器や変換プラグは必要?機内持ち込みはできるの?
2015/09/14
▼目次
日本のホテルでは、使い捨てのカミソリが当たり前のように置いてありますが、海外のホテルには置いていないケースもあります。
急な海外出張や海外旅行などで「毎日の髭剃り」をどうすればいいのか、初めての人は戸惑うかもしれません。
特に、「T字カミソリ」や「電気シェーバー」は、機内に持込できるのか?さらに、国内で購入した電気シェーバーは海外でも使えるのか?という2点が、一番の疑問かと思います。
電気シェーバーの機内持ち込み
まず、始めに結論から言ってしまえば電気シェーバーの機内持ち込みはOKです。ほとんどの国内航空会社で持込みは禁止していないため安心して持っていけます。
(一部航空会社では持ち込み禁止の場合もあるため、事前に公式サイト等で確認しておきましょう。)
例えばJALの国際線公式サイトを見ても、「電子機器類の使用に関するご注意」の「作動時に電波を発しない状態にあるもの」の欄に「電動シェーバー」が挙げられています。つまり、搭乗時から飛行中なども規則としては利用できることになっています。
参照:http://www.jal.co.jp/inter/service/bag/
ただし、周囲にペースメーカーをつけている方がいらっしゃたり、周囲の方に迷惑が掛からないよう配慮しましょう。できることなら、搭乗前に済ませておくかトイレなどで使用するのが望ましいかと思います。
また、不意に鞄の中などで電源が入らないようにケースなどに入れておくと安心です。
海外に着いてから困るケースはコンセント事情。特に変圧器や変換プラグについては、少し注意が必要なので後述します。
T字カミソリの機内持ち込み
T字カミソリに関しては、刃がむき出しになっているため航空会社によって扱いが異なります。
例えば、成田国際空港公式WEBサイトのセキュリティガイドによると、「カミソリなどの刃物類は機内への持ち込みが禁止されているため、スーツケースの中に入れ、チェックインカウンターでお預けください。 」と記述されています。
参照:https://www.narita-airport.jp/jp/security/master_sheet/
米国便なども刃物に関する機内持ち込みは厳しいため、スーツケースの中に入れてチェックインカウンターで預け入れるのが一般的です。ただし、利用する航空会社によって対応は異なりますので、こちらも公式サイトを確認するか問い合わせてみるのが確実でしょう。
あまりこだわりが無いのであれば、電気シェーバーにするのが一番無難かもしれませんね。
電気シェーバーの変圧器や変換プラグについて
基本的に、電気シェーバーに関しては変圧器は不要です。ここ数年で日本国内で発売された電気シェーバーのほとんどが、対応電圧100V-240Vになっているはずです。使用している電気シェーバーのアダプターを確認してみてください。
あまりに古いものでない限り、ほぼ海外で使用可能な電圧(100V-240V)です。
注意しなければいけないのはコンセントのプラグ形状です。
日本でお馴染みのコンセントの型番はA型。それに対し、北米や中米などではB型、ヨーロッパなどではC型やSE型がみられます。
参照:http://wikitravel.org/ja/世界のプラグと電圧
例えば、イタリアの場合はCタイプかSEタイプ、イギリスの場合はBFタイプ(=Gタイプ)です。アジアではシンガポールがBFタイプ、韓国はA、C、SE、台湾はAかOタイプです。
電気シェーバーの電圧はほぼ全世界対応ですが、コンセント形状はAタイプです(日本国内で購入した場合)。
変圧器はいりませんが、コンセントのプラグを変換するものが必要になります。現地で調達出来ないわけではないですが、なかなか探すのも大変ですので、国内に居るうちに準備しておくことをオススメします。
これさえ持っていればどの国にいても大丈夫!ほぼ全世界対応のゴーコン
参考までに有名なのが、ゴーコンとゴーコンタップ。
これらを持っていれば、ほぼどの国にいっても電源プラグに困ることはないでしょう。実際に海外で利用した人の評価やレビューも高い商品です。
これらは2つを組み合わせて使用します。3口タップと差込形状変換プラグの組み合わせで、ほぼ世界中のプラグに対応します。
電気シェーバーだけでなく、ノートPCやスマートフォン、デジカメなど充電が必要な物を持ち込むことが多いと思いますので、ゴーコンのタップとプラグを持っていると安心です。
ゴーコンW2は50g、ゴーコンタップは約120gと軽量でコンパクトなのも魅力。海外ホテルのコンセントは数が少ない場合が多いので、1箇所で3つのコンセントを使用できる環境を作れるのは便利ですね。
その他の注意点
電気シェーバーに関しては、プラグに注意。T字カミソリに関しては預け入れなどをし、できれば航空会社へ確認をとることが大事です。
最後に、髭剃りの際に使用するジェルやフォームを持ち込む際の注意点があります。2007年から機内への液体物の持ち込みは制限されるようになりました。この液体物には女性用の化粧品だけでなく、シェービングジェルなども含まれます。
持ち込む際は、100円ショップなどで購入できる100ml以下の容器に詰め替え、さらにその容器をジッパー付きの透明の袋に入れる必要があります。ジップロックなど身近に手に入るもので大丈夫です。
少々面倒ですが、液体物の取扱に関しては厳しいため致し方ありません。スプレータイプのシェービングフォームに関しては持ち込みができない場合が多いです。預け入れは可能だと思いますので、こちらも利用する航空会社のサイトなどで確認するようにしましょう。
海外でも快適なシェービングを行うために、国内で事前に準備しておくことをおすすめします。出発寸前に準備し始めるとあれも用意しなきゃ、これも買わなきゃと精神的にも焦ってしまい、余計なトラブルを引き起こしがちです。
余裕を持った前準備で快適な旅を送ってくださいね。
毎年、各メーカーの最新モデルを複数購入しているシェーバーマニア。「深剃り向き」「敏感肌向き」「携帯向き」のおすすめのシェーバー、さらには「敢えておすすめしないモデル」まで解説します。最近のレビュー記事等はこちら。シェーバー選びの際は是非ご参考ください。