髭剃り倶楽部.com

おすすめの電気シェーバー・髭剃りの紹介と選び方をサポート

■当サイトの記事やコンテンツには、広告リンクやプロモーション情報が含まれる場合がございます。

PHILIPSシェーバー パワータッチとアクアタッチの違い


パワータッチとアクアタッチの性能比較表(AT883/16・PT764/14・AT887/16・PT761/14)

予算目安 4,000円台~

スマホや画面幅が小さい場合は横にスクロールできます。

sirosikaku
AT887_16
PT761-14
モデル名アクアタッチパワータッチタッチ
型番:2016年AT883/16PT764/14
型番:2015年AT887/16PT761/14
刃の種類スーパーリフト&カット刃コンフォートカット刃
対応替刃型番SH50SH50
トリマー付属×
電源方式充電式充電交流式
お風呂剃り×
本体まる洗い
電池の種類リチウムイオン(Li-ion)リチウムイオン(Li-ion)
充電時間1時間8時間
使用可能時間50分45分
質量174g174g
レビューと感想
(2016年モデル)
レビュー
感想
レビュー
感想

※上記モデル共通機能
・海外仕様対応(AC100-240V)

■2015年モデルと2016年モデルの違いは?

  • 2015年に発売されたモデル型番はAT887/16(アクアタッチ)、PT761/14(パワータッチ)。
  • 2016年に発売されたモデル型番はAT883/16(アクアタッチ)、PT764/14(パワータッチ)。

2015年モデルと2016年モデル、型番が異なるだけで性能に違いはありません

【疑問】新モデルが出たけど旧モデルと性能が同じなのは何故?

電気シェーバー製品はある程度技術が熟成されており、ほとんど変更点がない場合も市場に刺激を与えるといった意味合いで型番やモデル名が変更されることがあります。

 

「パワータッチ」と「アクアタッチ」の違いは?

パワータッチとアクアタッチの違い

PHILIPSのエントリーモデルにあたる「パワータッチ」と「アクアタッチ」ですが、形状が似ているため初めてシェーバーを購入する方には違いが分かりづらいかもしれません。

ただ、これら2つのモデルは性能が異なる点が多いため、ご自身の用途に適したモデルを選択するようにしましょう。

「お風呂剃り」が可能なアクアタッチ

近年では、浴室でシャワーを浴びるついでにジェルやフォームを用いて髭を剃る「ウェット(お風呂)剃り」が電気シェーバーにおいても一般的になりました。

電気シェーバーでジェルや泡を使うメリットを知っていますか?

ウェット剃りは肌へのダメージを減らせるだけでなく、使用後の手入れも手軽なため防水モデルを積極的に選ぶ方が増えています。

お風呂剃りする男性

PHILIPSのアクアタッチはその名前からも連想される通り、ウェット剃りに対応したモデル。防水規格IPX7基準*1をクリアした防水性を持ち、使用後はシャワーで丸ごと水洗いも可能です。

一方のパワータッチは、お風呂剃りには対応していません。防水ではないため浴室等での使用は不可です。*2

*1 水深1メートルに30分間浸けても有害な影響を生じる量の水の浸入がないこと。
*2 本体丸洗いには対応しています。

「充電方式」の違い

パワータッチとアクアタッチ、どちらもリチウムイオン電池を採用しており、ニッケル水素電池を搭載したシェーバーで起きやすかった自己放電によるバッテリー容量低下、継ぎ足し充電によるメモリー効果などを気にせず使用することができます。

ただし、充電方式はパワータッチが「充電交流式」なのに対し、アクアタッチは「充電式」といった違いがあります。

少々ややこしいかもしれませんが、簡単に説明すると次のようになります。

ポイントは「ながら充電」

電気シェーバーのアダプター

パワータッチ(充電交流式)は「バッテリーを充電しながら使用可能
アクアタッチ(充電式)は「バッテリーを充電しながら使用不可

もし、「朝の忙しい時間帯などに充電が切れていた!」なんて場合には、コンセントに差しながら使用できるパワータッチは便利です。

一方のアクアタッチは充電中に一切動作しません。(お風呂剃り対応モデルは感電防止の観点から、ほとんどがこの「充電式」を採用しています)

▼より詳しく理解を深めたい方は以下のページをどうぞ


「充電時間」の違い

アクアタッチは急速充電が可能なため、10分ほどの充電で1回分(7~8分)のシェービングが可能です。

一方のパワータッチには急速充電機能がありません。フル充電まで8時間掛かるため寝る前などに充電しておくのが良いでしょう。

 充電時間使用可能時間
アクアタッチ1時間50分
パワータッチ8時間45分

 

「搭載刃」の違い

アクアタッチとパワータッチタッチに標準搭載されている刃にも違いがあります。搭載刃は剃り心地に影響する要素が大きいため、しっかりと確認しておきましょう。

まず、それぞれに搭載されている刃の名称は以下になります。

 搭載刃
アクアタッチ
スーパーリフト&カット刃
パワータッチコンフォートカット刃

 

「スーパーリフト&カット刃」と「コンフォートカット刃」の違い

スーパーリフト&カット刃スーパーリフト&カット刃
コンフォートカット刃

コンフォートカット刃


アクアタッチに搭載される「スーパーリフト&カット刃」は、直線上のスリットでヒゲを根元から引き上げてカット。一方の「コンフォートカット刃」はスリットがカーブしており肌当たりが滑らかなのが特徴です。(スリット=線状の溝の部分)

内刃の拡大写真です。これらの刃が回転し、ヒゲをカットしていきます。

スーパーリフト&カット刃*は実質的にダブルカッターであり、1枚目の刃でヒゲを引き上げ2枚目の刃が剃る仕組み。一方のコンフォートカット刃にはヒゲを引き上げる刃がないシングル刃となります。

*スーパーリフト&カット刃の汚れは筆者の使用によるものです。ご了承下さい。

スーパーリフト&カット刃とコンフォートカット刃

内刃の枚数は、スーパーリフト&カット刃が15枚に対し、コンフォートカット刃では9枚。標準で搭載される刃の性能を比較するとリフト&カット機能があるアクアタッチのほうが深剃り性能は高いといえます。

【備考】アクアタッチ、パワータッチの替刃型番は共通

標準で装着されている刃の交換推奨の目安は約2年。ただし、スーパーリフト&カット刃、コンフォートカット刃は販売されておらず、買い替えの際はどちらも共通のSH50/51という替刃型番になります。

マルチプレシジョン刃SH50/51

少々ややこしいかもしれませんが、このSH50/51はアクアタッチ・パワータッチの上位機種として展開されている5000シリーズの採用刃「マルチプレシジョン刃」となります。こちらはスーパーリフト&カット刃と同じ仕組みのダブルトラック刃。

マルチプレシジョン刃は一本一本のヒゲをスロットに導きカットし、短いヒゲはホールがキャッチしてカットする仕組み。ワンストロークで様々な長さや太さのヒゲをカットできるため、シェービング時間の短縮も期待できます。

ただし、替刃の値段はそれなりにするため、刃を替えるより新機種に買い替えたほうが良かった・・・なんてこともタイミングによっては充分ありえます。

刃を交換するかどうかは、シェーバー本体の価格と比較してからのほうが良いかもしれません。

 

「トリマー刃」の付属有無

アクアタッチのきわ剃り刃アクアタッチには本体の後ろに跳ね上げ式のトリマー刃が内蔵されています。パワータッチはトリマー刃の搭載はありません。

このトリマー刃は主にモミアゲなどの長い毛を処理する用途に使用します。伸びた長いヒゲをそのまま剃ると回転式の刃に引っかかってしまうため、トリマーで短くしてから剃ると痛い思いをしなくて済みます。

パワータッチとアクアタッチ、自分に合ったモデルの選び方は?

アクアタッチとパワータッチ、どちらのシェーバーを買うべきか悩む男性

さて、ここまでパワータッチとアクアタッチの性能の違いをみてきましたが「どちらを買うべきか悩む・・・」なんて方もいるのではないでしょうか?

ご自身の使用環境や髭質などから選ぶモデルを選択してみましょう。

■お風呂剃りやウェット剃りは欠かせない!という人

迷うことなくアクアタッチを選択するべきかと思います。特に、肌が弱い方はウェット剃りによる肌に優しいシェービングはおすすめです。

■急速充電が欲しい

フル充電までパワータッチは8時間、アクアタッチは1時間。充電の速さはアクアタッチに軍配が上がります。

■充電しながら剃りたい

この場合、充電交流式のパワータッチが最適です。アクアタッチは感電防止の観点から、充電しながらの駆動はできない仕様です。

■深剃り性能が良いほうが欲しい

単純に刃だけを比べれば「スーパーリフト&カット刃」を搭載したアクアタッチのほうが深剃り性能は上だと言えます。

※ただし、PHILIPSの上位モデルに採用される刃と比べるとカット性能はワンランク落ちるため、髭が濃い人がガッツリと深剃りしたい!という人には2モデルとも不向きです。髭が濃く量も多い場合は、PHILIPSの9000シリーズ7000シリーズなど上位モデルもしくはBRAUNパナソニックなどの往復式を選ぶほうが良いかもしれません。

■価格が安いのはどっち?

アクアタッチ、パワータッチともにエントリーモデルという位置付けですので本体価格は抑えめ。上位モデルの替刃と同じ程度の金額で購入できてしまうため、非常にコストパフォーマンスに優れたモデルとも言えます。

一般的にはパワータッチのほうが安く売られているケースが多いはず。もちろん価格の変動はありますが、おおよそ4,000円台で販売されているようです。一方のアクアタッチはおおよそ5,000円台~。

急速充電、防水機能のあるアクアタッチは使い勝手に優れていますが、パワータッチもドライ剃りがメインの人にとってはコスパに優れた機種です。

電気シェーバーは価格の変動幅も大きいため、1円でも安く買いたい!という方はこまめに通販サイトをチェックしてみるのが良いでしょう。

【製品ラインナップ】

スマホや画面幅が小さい場合は横にスクロールできます。

2016年モデル
sirosikaku
AT887_16
PT761-14
モデル名アクアタッチ
AT883/16
パワータッチ
PT764/14
=Amazon
=楽天市場
レビュー
感想
レビュー
感想

 

■後継モデルは出ないの?

  • 【2017年】パワータッチ、アクアタッチともに新モデルの発表なし(2016年モデルが引き続き現行機種)
  • 【2018年】パワータッチ、アクアタッチともに新モデルの発表なし(2018/09/25 確認時点です)

【追記:2018/09/25】公式サイトで2016年型番を検索してみましたが販売終了アナウンスはありませんでした。いまのところ、各通販サイトでもPT、ATともに在庫は潤沢にありそうです。

一応、後継機種らしい1000シリーズ(S1041/03)が2018年に4月発売していますが、Amazonレビューを見る限りパワータッチ系統を愛用するユーザーの評価は厳し目ですね・・・。

(1000シリーズはバッテリーもニッケル水素電池であり、廉価モデル的な位置づけです)


【追記:2019/01/23】後継機である1000シリーズを購入してみました。やはり、パワータッチ、アクアタッチ系からの買い替えはあまりオススメできないかも・・・。

 

関連リンク】 
・株式会社フィリップス・ジャパン
http://www.philips.co.jp/

*メーカーや販売店の仕様変更などにより商品情報は変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

PHILIPSシェーバーのラインナップ一覧


スポンサーリンク

ページトップへ戻る