▼目次
PHILIPSポータブルシェーバーは持ち運びに便利な小型タイプのシェーバー。
2013年に乾電池式・充電式の2モデル(PQ208・PQ217)が発売されて以来、手頃な価格と使い勝手の良さからロングヒット商品となりました。
2017年に型番変更モデルとしてPQ209/17・PQ220/19が登場。
旧モデルにあたるPQ208・PQ217の後継モデルとなりますが、基本性能に大きな変更点はみられません。本体・刃の原産国(中国・オランダ)も旧モデルと同一となります。
*仕様は予告なく変更されるケースもありますためご了承下さい。
PHILIPSのポータブルシェーバーは「乾電池式」「充電式」の2モデル
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発売年:2017年 | PQ209/17 | PQ220/19 |
発売年:2013年 | PQ208 | PQ217 |
駆動方式・ヘッド数 | 回転式・2個 | 回転式・2個 |
交換用替刃型番 | HQ56/51 (3個入りのため1個余ります。) |
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電源方式 | 乾電池式 (単3アルカリ乾電池2本) | 充電式 (ニッケル水素電池) |
充電時間 | - | 8時間 |
使用可能時間 | 約60分 | 約30分 |
質量 | 約141g | 約115g |
レビューと感想 (2017年モデル) | レビュー 感想 | レビュー 感想 |
交換用の替刃として販売されている「HQ56/51」はスーパーリフト&カット刃と呼ばれるダブルカッター内刃。(初期搭載刃はCLOSE CUT刃と呼ばれるシングルカッター内刃)
替刃は3つ入りのため、2つ目ヘッドのポータブルシェーバーでは1つ余ってしまいます。残念ながら2つ入りパッケージは残念ながら販売されていない為、余りはスペアとして保管しておく他にありません。
次回の購入時にちょうど偶数となるため、HQ56/51を2箱購入することで約6年分の替刃が確保できる計算に・・・(PHILIPSの替刃は約2年の交換が目安)。
ですが、替刃と本体の価格を比較してもそこまで大差がなく、本体ごと買い替えてしまう人も多いようです。
「PQ209/17」と「PQ220/19」の違いは?
2つ目ヘッドで形状も似ている「PQ209/17」と「PQ220/19」の2モデルですが、使い勝手は大きく異なります。
まず、大きな違いは電源方式です。
「PQ209/17」は乾電池式モデル
PQ209/17は乾電池式のため、バッテリー切れの際も交換すれば即フルパワーで使用することができます。エネループ等の充電池を使用すればより経済的に。また、単三電池はコンビニ等で入手しやすいため出張や旅行先でも安心です。
単3アルカリ電池を使用した際、バッテリー駆動時間は約60分。1日に5分使用した場合だと約12日間ほど持つ計算になります。
「PQ220/19」は充電式モデル
乾電池を常備しておくのは面倒!という方はバッテリー内蔵の充電式タイプ「PQ220/19」がおすすめ。
本体にプラグを差込み約8時間でフル充電が完了し、約30分間のコードレス使用が可能です。1日に5分使用した場合、約6日間ほど使用が可能です。
両モデルにおけるシェービングヘッドの比較

PQ209/17(画像左)、PQ220/19(画像右)
フィリップス独自の回転式刃は3つ目ヘッドが主流となり、2つ目ヘッドはポータブルシェーバーにのみ採用されています。
「PQ209/17」と「PQ220/19」の2モデルとも同一のCLOSE CUT刃が搭載。回転式の刃は使用する度に内刃が外刃に当たって磨かれ、尖端が一定の角度を保つ仕組み(自動研磨システム)を持つため、メンテナンス用オイルを塗布する必要はありません。
フラット形状の内刃枚数は15枚。ちなみにPQ209/17、PQ220/19ともにシェーバー本体は中国製ですが、搭載刃はオランダ製となります。
ヘッド可動の有無
PQ209/17は固定式ヘッドなのに対し、PQ220/19は上下に可動することで肌へフィットしやすいフレーム構造になっています。
シェービングユニット形状や保持板の違い・外し方
PQ209/17は小豆色をした保持板のS字部分をつまむことでユニットフレームから着脱が可能。刃は保持板へ横からスライドして付け外しができる仕組みです。
PQ220/19はロックリング(オレンジのつまみ)を回すとロックが外れ保持板を取り出すことが出来ます。
■刃やフレームは水洗いしても良いの?
PQ209/17とPQ220/19はシェーバー本体が防水仕様ではないため水洗いができません。ヒゲくず受けは定期的に付属のブラシで掃除し、汚れが気になる場合は中性洗剤を含ませた布で優しく拭き取りましょう。
分解後の刃やシェービングユニット自体は水洗いしても問題ありません。皮脂汚れや匂いが気になる場合はぬるま湯や重曹などに浸け置きしておくと効果的。
シェーバー本体に水気は厳禁ですので、パーツを水洗いした際は風通しの良い場所でしっかりと乾燥させてから本体に戻しましょう。
本体重量とデザイン、スイッチ形状の比較
- PQ209/17
- PQ220/19
PQ209/17はアルカリ乾電池2本を入れた状態で約137g、充電式モデルのPQ220/19は約111gと一般的なシェーバーに比べどちらも非常に軽量です。
- PQ209/17
- PQ220/19
両モデルを持ち比べてみると、充電式モデルであるPQ220/19のサイズは乾電池式モデルのPQ209/17より一回り大く、PQ209/17のコンパクトさが際立ちます。
ON/OFFスイッチはどちらも上下にスライドさせるタイプ。PQ209/17はスイッチ中央のボタンを押しながらでないとスライドできない仕組みで、持ち運び中の不意な電源オンを防ぎます。
PQ220/19のスイッチは段差のあるラバー素材。ロックする仕組みはないものの、ケースに入れておけば誤動作は起きないであろう固めのスイッチ。また、PQ220/19にはグリップ感を向上させるギザギザの加工が本体表面と周囲に施されています。
【乾電池式・充電式】自分の使用用途や使用環境に合ったモデルを選びましょう
鞄などに入れておけば、ちょっとした剃り残しの処理などにも便利なコンパクトシェーバー。夕方に髭が濃くなってきた、急な仕事で宿泊することになった、キャンプのお供に、と様々なシーンで活躍できます。また、携帯用としてだけでなく職場用や緊急用の備えとしても導入しやすいモデルではないでしょうか。
なるべく手荷物を減らしたい方は乾電池式モデルがおすすめ
持ち運びを考えた際、電源コードを持ち運ばなければいけない充電式タイプに比べ、乾電池式モデルは海外でさえも現地調達が可能だというメリットがあります。もちろん、エネループなど手持ちの充電池があれば活かすことができます。また、乾電池式であれば海外旅行の際も電源コードのプラグ形状を気にする必要がありません。
アルカリ乾電池を常備するのが億劫な方は充電式モデルがおすすめ
充電式の場合、2~3泊程度の短い滞在の場合は出かける前にフル充電しておけばコードを持ち運ぶ手間は省けます。(PQ220/19は約8時間充電でおよそ30分間使用可能)。乾電池を準備しておくのは億劫、内蔵バッテリー式が良いという方は充電式を選びましょう。
▼海外での長期滞在のケースでは、コンセントのプラグ形状に気をつけましょう。
回転式シェーバーの「お試し」としても最適な2モデル
いままで往復式シェーバーやカミソリを使用していたが、回転式シェーバーに興味がある!なんて方に「回転式の入門用」としてもお薦めできるコンパクトシェーバー。
はじめから数万もする上位モデルを買うのは勇気が入りますが、このようなコンパクトシェーバーで回転式の仕組みや肌当たりをまずは試してみて、肌に合いそうであればミドル~ハイスペックモデルへ移行するのも選択肢の一つかと思います。
【関連リンク】
・株式会社フィリップス・ジャパン
http://www.philips.co.jp/
*内容は新製品発表時のものです。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。