アラミスラボのプレシェーブローション「エレクトリックシェーブソリューション」の使用感レビュー
2016/02/25
▼目次
今回は、前々から気になっていた海外製プレシェーブローション、「アラミスラボ エレクトリックシェーブソリューション」の購入レビューです。
肌にやさしいシェービングの必須アイテム「プレシェーブローション」
みなさんは電気シェーバーでドライ剃りする際、プレシェーブローションを使用していますか?最近はウェット剃りも主流となってきたため、シェービングジェルやシェービングフォーム(泡)などを使う人も多いのではないかと思います。
お風呂剃り(ウェット剃り)はシャワーのついでに髭が剃れるため手軽、さらに肌にも優しい一方で、「朝の忙しい時間にシャワーなんて浴びる暇は無い!」なんて人もいるはず。また、そもそもウェット剃りに対応していないシェーバーも多くあります。
時間がないあまりに慌てて髭を剃ると、ついつい何度も擦りすぎて肌がヒリヒリするなんてことも。
プレシェーブローションを使わずに擦りすぎるとこんなヒリツキや赤みが出てしまいます。これは、摩擦や押し付けのダメージが原因であることが多く、敏感肌の人でなくとも誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか?
プレシェーブローションは、電気シェーバーの使用前に肌に塗ることで滑りを良くし肌との摩擦を軽減します。摩擦が軽減されることで、髭剃り後の肌のヒリツキや赤みを軽減することができます。特に肌の弱い人などはドライ剃りする際、必ずプレシェーブローションを使用することをおすすめします。
電気シェーバーにおすすめな「プレシェーブローション」の種類と役割
ちょっとお高い「アラミスラボ」のプレシェーブローションを購入
いままではドラッグストアなどで気軽に入手できる、サクセスやギャツビーのプレシェーブローションを使用していました。
ですが、今回は思い切ってちょっとお高めのプレシェーブローションを購入。アラミスラボから販売されている「アラミスラボシリーズ エレクトリックシェーブソリューション100ml」という商品名・・・ちょっと長いですね(笑)。
普段使用しているサクセスやギャツビーのプレシェーブローションが千円以下なのに対し、こちらは3000円以上。ちょっとお高いですが、購入してみた理由は以下の3つです。
普段使っているプレシェーブだとこれが不満!
・乾燥する!
・ヒリヒリする!
・粉が顔に残る!
シェーバーの滑りはパウダー配合の国内品でも十分なのですが、どうしてもアルコール揮発性が強く、肌が乾燥してしまいがちでした。また、前日のシェービングダメージが残っていたりすると塗った瞬間にヒリヒリなんてことも。
それと、パウダー成分が肌に残るため「洗い流すのが面倒だなぁ・・・」というちょっと最後はズボラな理由です。(結局、アラミスでも洗い流す必要はありましたが・・・後述します)
ボトルの外観
いつも使っているプレシェーブの容器とは異なり、見た目からお洒落。香水のガラス瓶みたいですがプラスチック製です。青色からは爽快な印象を受けますね~。
キャップは押しながら反時計回しに回すタイプです。海外製品はよくこのタイプですね。あんまり使い勝手は良くないんですが、しっかりと閉まるのでお子さんのいる家庭でも安心かと思います。
英語表記の外箱裏には日本語表記のシールが貼ってありました。原産国は「イギリス」となっています。パウダー成分は含まれていません。
パウダー成分が無いことのメリットとデメリット
下の画像は左から順に「サクセス」「uno」のプレシェーブローションです。乾燥するとこのようにパウダー成分が残ります。
これが肌をサラサラにして摩擦抵抗を和らげるのですが、いかんせん乾燥するのが早く肌の水分も一緒に飛んでいってしまいます。乳液タイプのunoはまだマシなほうでした。
パウダー成分あり
・メリット:すぐにサラサラになるため剃り心地が良い。
・デメリット:揮発性が高く肌が乾燥しやすい。刺激が強い。
↓こちらの画像がアラミスラボのプレシェーブローション。透明でわかりにくいかもしれませんが、液自体はいつまでも乾燥しません。指で触るとヌルっとしたオイリーな感じ。
パウダー成分なし
・メリット:アルコールが飛ばず水分が失われないため、肌がしっとり。低刺激。
・デメリット:揮発性が低く、ベタつく感じは残る。
こやつを肌に塗ると、モッチモチのしっとり感になります。あれ、いまプレシェーブローション塗ったんだっけ?保湿液じゃないの?と思うくらいです。
アラミスのプレシェーブ...実際の剃り心地はどう?
実際にアラミスを使用して、シェービングを行ってみました。ちなみに使用したのはPHILIPSシェーバーの7000シリーズというモデル。
まず、驚いたのが塗った瞬間に顔の収斂作用が全く無いことです。お安いプレシェーブローションは塗った瞬間にアルコールが飛び、肌がキュッと引き締まると同時にカサつくのですが、アラミスはまるで美容液でも塗っているかのようなしっとり感です。
また、少量でも伸ばしやすいのは嬉しいポイントでした。
今までサラサラタイプを使ってきた私としては正直、「これで上手く剃れるんだろうか?」とまだまだ不安・・・。パウダー成分も無いのに肌との摩擦が抑えられるのかと・・・。
しかし、シェーバーヘッドを肌に当て動かしてみるとスルスルと動く!パウダー無配合なのにびっくりです。肌への摩擦はパウダーでしか減らせないと思っていた私には、オイル成分でスルスルと剃り進められることに軽くカルチャーショックを受けました。
ヒゲは芯から柔らかくなりシェーバーもスムーズにカットしていきます。肌が引っ張られて痛い思いをすることもありません。
そして嬉しいことに、剃った後のヒリツキが全くなく肌がモチモチした感触になりました。無香料なのでキツイ臭いが全く無いのも嬉しい。
ただ、デメリットをあげるとすればオイル成分が主体なので、ヒゲくずが顔に残りやすいという点。
ぬるま湯である程度はサッと洗い流せるためそこまで気にはなりませんでしたが、この独特のヌルヌル感が苦手な人もいるかもしれません。
個人的には軽くあぶらとり紙でとる程度ですが、人によっては「もう一回洗顔しないと気が済まない・・・」なんてこともあるかもしれません。
アラミスラボのエレクトリックシェーブソリューションはこんな人におすすめ
3000円を超える価格のため、どうしても安価なプレシェーブローションと比べると高く感じるかと思います。パウダー配合のものは数百円で購入できるため、たかがプレシェーブローションにそんなにコストをかけるべきか躊躇される方もいるはず。
ですが、アラミスが売りにしている「肌のしっとり感」、「低刺激」、「パウダー無配合」、「刃滑りの良さ」はどれを取ってみても他社のプレシェーブより優秀な印象を受けました。
肌のヒリヒリ感に悩んでいたり、シェービング後の乾燥が気になる方は一度試してみる価値はあると思います。
特に敏感肌の方、ヒゲが濃い・固いという人には最適ではないでしょうか。私は今までパウダー配合のプレシェーブローションを使い続けていましたが、アラミスを一度使ってからはしばらく他の商品に戻る気にはなれませんでした。
それだけ使用した後の満足感があります。(懐事情もあるので、パウダータイプとも使い合わせていますが・・・)
大手百貨店などでは実際にアラミスLABシリーズを手にとって体験できる場合もあるようですので、もし肌に合うか心配な方はそちらに足を運ばれてみるのが確実かと思います。
■LABシリーズ取扱店舗情報
https://www.labseries.jp/locations
【今回レビューした商品】
毎年、各メーカーの最新モデルを複数購入しているシェーバーマニア。「深剃り向き」「敏感肌向き」「携帯向き」のおすすめのシェーバー、さらには「敢えておすすめしないモデル」まで解説します。最近のレビュー記事等はこちら。シェーバー選びの際は是非ご参考ください。