カット性能がアップしたPHILIPSのヒゲトリマー「BT5200/15」の使用感を簡単にレビュー
2016/05/17
▼目次
「17段階の長さ調節機能」と「進化したコーム」が搭載。PHILIPSのヒゲトリマー「BT5200/15」を購入
顎ひげや口ひげはもちろん、モミアゲなどの処理にも最適なヒゲトリマー。
顔の印象やアクセントとしてお洒落ヒゲを伸ばす男性も増えてきていますが、手入れせず伸び放題の髭は相手に不快感を与えてしまいます。どうせヒゲを伸ばすのであればしっかりと整えて、清潔感のあるヒゲスタイルを目指したいところですよね。
ですが、ハサミでチョキチョキと整えるのは正直面倒&ボリューム調整が難しいです。効率よく好みのヒゲの形をつくるにはヒゲトリマーが最適かつ手軽で人気があります。
筆者は2013年頃にPHILIPSのヒゲトリマー「QT4022N」を購入して愛用していたのですが、だいぶ切れ味も落ちバッテリーの持ちも悪くなってきたので、今回は新モデルの「BT5200/15」に買い替えることにしました。
「QT4022N」も非常に使い勝手が良かったのですが、いくつか不満点もあったため新モデルとの比較もしながらレビューしていきたいと思います。
「BT5200/15」のパッケージング
箱にはモジャモジャのヒゲをトリミングしている男性の写真、そして「カット性能50%アップ」という記載が目を惹きます。PHILIPSによれば「旧製品との比較で50%アップ」とのことですが、旧製品がどのモデルを指すのかまでは記載されていませんでした。
カット性能向上のためトリマー部分はフルメタル刃となり、切れ味の良い鋭角刃がダブルで採用されています。
実際、旧製品(QT4022N)と比較してみても確かに1度に処理できるヒゲの量は多くなっており、またカットスピードもアップしているため時短にも繋がりました。50%アップ!というとちょっと誇張気味かなぁという印象ですが、カット性能の向上はかなり体感できます。また、新しくなったコームの使い勝手も非常によくなりました。このあたりの細かな旧製品との比較は後述させて頂きます。
「BT5200/15」の内容物
「BT5200/15」の付属品等は以下の通り。
・本体
・コーム
・クリーニングブラシ
・説明書
・保証書
・充電アダプタ(HQ8505)
フィリップスのヒゲトリマーはオイル差しも不要なため、別途なにか購入する必要はありません。アダプターは最近のフィリップスシェーバーでも見かける型番(HQ8505)なので互換性もあります。
付属ブラシはちょっと小さめ。個人的には毎回丸洗いしてしまうのでブラシの使用頻度はそこまで高くないです。持ち運ぶことが多い人にとっては、ポーチが付属しない点はちょっと惜しいところでしょうか。
安心の2年保証
フィリップス製品は保証期間が2年と長め。正常な使用状態で故障した際は無償で修理を行ってくれます。万が一に備えて、購入明細や保証書は無くさないようにしましょう。
充電方式
充電方式はアダプタをお尻部分に差すタイプ。1時間の充電で60分間のコードレス使用が可能です。
充電交流式のため、バッテリーが無くなった際は充電しながらの使用も可。ただし、水気の多い場所などでは感電防止のため必ずプラグは抜くようにしましょう。
最小0.2mm単位調節で細かくデザイン&使い勝手が良くなったコーム
コームは上にスライドして外すことができ、この状態で剃ると0mm近くまでカットできます。電気シェーバーに搭載されている「キワ剃り刃」のような使い方が可能です。
コームを外した状態のトリマーは、顎ひげや口ひげをコームで整えた後に形を整える用途に最適。ひげの輪郭をシャープにしたい場合などに活躍します。
クシ状のコームがしっかりヒゲを持ち上げ均一な仕上がりに
様々な方向に生えたヒゲをクシがしっかりガイドし、また寝たヒゲも起こす仕組みになっています。コームの肌当たりもなめらかでカット性能も良いため、ヒゲが引っかかったり肌が引っ張られるような不快感は全くありません。
コームを肌にあてる際は上の写真のように、ちょうど平坦部分(一番広いところ)を密着させながら動かします。ヒゲの生えている向きとは逆剃りしたほうが効率よくカットできます。
0.4~10ミリまでの17段階の長さ調節は使い勝手の良いダイヤル式
カチカチっとスムーズに回せるホイールダイヤル式の長さ調節機能。0.4mm~10mmまで17段階の調節が可能。初めて使用する場合は長めの設定にし、徐々に短くしていくと良いと思います。
ダイヤルを回すことでコーム部分が伸び縮みし、好きな長さに調節できます。コームをつけた状態であれば刃は肌に直接触れないため、誤って短くしすぎる心配もありません。
旧モデル「QT4022N」と「BT5200/15」の比較と解消点
旧モデルのヒゲトリマーである「QT4022N」に比べ、「BT5200/15」のコームが大きくなっています。また、一度に多くのヒゲを処理できるよう切れ味の良いフルメタル刃が採用されたのも大きな違いです。
「QT4022N」ではコーム前面部分にガードがなく、角度を間違うと刃が直接肌に当たってしまい短くカットされてしまうという不便さがありました。「BT5200/15」では前面部分も大きくガードされる仕様になっており、設定した長さより短くカットしてしまう心配が解消されています。
1時間の充電で約60分間のコードレス使用、またはコンセントに接続して使用可能という点は変わりありません。
「BT5200/15」はメンテナンス性も○
安いモデルだとトリマー部分を工具を使わねば取り外すことができない場合もありますが、「BT5200/15」は工具なしのワンタッチで取り外すことが可能です。
外し方は刃の中央に親指をあてて上方向へ押し上げるだけ。ブラシがけやぬるま湯などで洗い流すことで、ヒゲくずを溜め込むことなく清潔に使用することができます。ただ、こういった刃を外すメンテナンスは数ヶ月に1回程度で十分。
普段は水洗い後、風通しの良い場所で乾燥させておきましょう。面倒なオイル差しなども必要ありません。
本体もIPX7基準*をクリアしているので水に濡れても心配なし。
※:社団法人日本船舶品質管理協会 製品安全評価センターにてIPX7基準(水深1メートルに30分間水に浸けても有害な影響を生じる量の水の浸入がない)検査をクリア。
ヒゲトリマー「BT5200/15」はどんな人におすすめか
個人的にはQT4022Nからの買い替えしたので、旧モデルの不満点も解消されており使い勝手も良くなり満足しています。
細身の形状ですが前モデル同様、手に馴染みやすく細かなヒゲのデザインが楽しめます。モミアゲの処理や、伸びてきたツーブロックの簡単な手入れ程度ならこれ一本で可能です。
以前のモデルは赤でお洒落な印象でしたが、BT5200/15はマットブラックでなかなかカッコいいです。フィリップス製品って結構デザインにも拘ってますよね。
より細かく調節できるようになった長さ調節も画期的ですが、個人的には顎ひげ・口ひげは2~3mm程度しか使わないためそこまで恩恵はありませんでした(笑)ただ、せっかく0.2mm単位での調節も可能なため、色々なヒゲデザインを練習してみようかと思います。
現在でもQT4022Nは購入できるショップも多いですが、フィリップスのカタログからは消えています。価格もQT4022Nより少し高い程度なので、個人的には不満点が解消されている「BT5200/15」をおすすめしたいです。
BT5204/15へ型番変更
2016年モデルとして型番が「BT5200/15」→「BT5204/15」と変更されています。問い合わせたところ性能・仕様は全く同じとのことです。
毎年、各メーカーの最新モデルを複数購入しているシェーバーマニア。「深剃り向き」「敏感肌向き」「携帯向き」のおすすめのシェーバー、さらには「敢えておすすめしないモデル」まで解説します。最近のレビュー記事等はこちら。シェーバー選びの際は是非ご参考ください。