電気シェーバーとT字カミソリの維持費(ランニングコスト)を比較してみました。
2015/07/29
▼目次
T字カミソリと電気シェーバーはどちらが安上がり?
誰しもが疑問に思うカミソリとシェーバーの維持費。今回は両方の年間コストを比較してみたいと思います。
なお、比較するモデルはジレット、パナソニックより新型のモデル「ジレット プログライド フレックスボール マニュアルホルダー」と「Panasonic ラムダッシュ 3枚刃 赤 ES-ST39-R」とし、維持費の計算はなるべく公平を期するためAmazon参考価格での比較とします。(2015/07/29時点での税込価格を参考)
また、T字カミソリと電気シェーバーはどちらも一長一短ですので、どちらが優れているという性能の比較はしません。ここではコスト面だけを比較したいと思います。
果たしてどちらのランニングコストが安いのでしょうか?
まずは本体価格の比較
T字カミソリの本体
ジレット プログライド フレックスボール マニュアルホルダー 1,382円
電気シェーバーの本体
Panasonic ラムダッシュ 3枚刃 赤 ES-ST39-R 9,900円
ドラッグストアやスーパーなどでも購入でき、入手のしやすさという点からもT字カミソリに軍配が上がります。
替え刃コストの比較
T字カミソリの替刃
ジレット プログライド フレックスボール マニュアル 替刃4個入 2,138円(1個辺り534.5円)
電気シェーバーの替刃
パナソニック ラムダッシュ替刃 (外刃) ES9087 3,700円
パナソニック ラムダッシュ替刃 (内刃) ES9068 2,916円
パナソニックのラムダッシュは外刃は約1年ごとに、内刃は約2年ごとに交換が必要となるため、まず購入することになるのが外刃です。
これらを踏まえて交換サイクルからコストを算出してみましょう。
交換サイクルで長期的視点からみるとコストに大きな差が
電気シェーバーは約2年間で内刃の交換を推奨、一方のT字カミソリはメーカーでは2週間での交換を推奨。これを2年間の累計コストで考えてみましょう。
T字カミソリを2年間使った場合
534.5円(替刃/1個)×48個(2週間ごとに交換/2年)=25,656円
電気シェーバーを2年間使った場合
1年後に外刃を交換し、計2年間使用した場合=3,700円
仮にT字カミソリの刃を一ヶ月ずつしか交換しなかったとしても、電気シェーバーのほうがコストが安く上がる計算になります。
T字カミソリと電気シェーバーを2年間使用した場合のランニングコスト
では、ここで本体価格と替刃価格を合計し、2年間使用した場合の累計コストを計算してみましょう。
T字カミソリ(ジレットプログライドフレックスボールの場合)
【本体】ジレット プログライド フレックスボール マニュアルホルダー 1,382円
【替刃】替刃×48個=25,656円
計:27,038円
電気シェーバー(Panasonic ラムダッシュ3枚刃 ES-ST39の場合)
【本体】Panasonic ラムダッシュ3枚刃 赤 ES-ST39-R 9,900円
【替刃】Panasonic ラムダッシュ替刃 (外刃) ES9087 3,700円
計:13,600円
まとめ
このようにT字カミソリのほうが約1万円以上コストが大きいことが判明しました。T字カミソリはホルダー(本体)が安く手に入りやすい反面、替刃で利益を上げていく戦略なのでどうしても長期的には高く付いてしまいます。
一方の電気シェーバーは初期コストが一万円と高く付きますが、替刃交換は外刃が1年後、内刃が2年後で済むというメリットがあります。
■3年目のコスト
・ラムダッシュ 替刃のセットES9013 6,300円
・ジレットプログライド 替刃×24個 12,828円
今回は「カミソリシェーバー」と呼ばれる1万円前後のラムダッシュ3枚刃を比較対象にしましたが、これが上位モデルの電気シェーバーだと立場は逆転します。ですので、約2万円程度の電気シェーバーまでならT字カミソリとコストは同じ程度。それ以上だと高く付いてしまうということになります。
また、替刃がもっと安いT字カミソリなどを使用した場合でもコストは変わってきますね。「自分はこんなに頻繁に刃を替えないよ!」とか、「替刃はもっと安く購入できる!」なんて声も聞こえてきそうですが(笑)
とりあえずメーカーの推奨交換時期に従って定価で算出すると、このようなコスト差が生まれるということは知っておいて損はないのではないでしょうか。
《おまけ》ところで電気代は?
ちなみに今回の比較ではシェーバーの電気代を含めませんでした。理由としては、電気シェーバーはほとんど気にならない程度の消費電力だからです。
と言っても気になる方はいらっしゃると思うので計算してみました。今回比較したラムダッシュの場合、電気代は以下のようになります。
【参照】http://www.denki-keisan.info/
\【業界最安】カミソリのサブスク 始まりました!/
毎年、各メーカーの最新モデルを複数購入しているシェーバーマニア。「深剃り向き」「敏感肌向き」「携帯向き」のおすすめのシェーバー、さらには「敢えておすすめしないモデル」まで解説します。最近のレビュー記事等はこちら。シェーバー選びの際は是非ご参考ください。